万世大路と飯坂街道分岐点辺りの笹谷村の東側散策②
2022年 01月 11日
この辺りは開発が進んで、殆どが宅地になっているが、一本松集会所の北側は今も果樹園になっている。
その果樹園を、北側の道筋から眺めるとこんな感じだ。
手前に写り込む道筋は現イーオン通りの道筋だが、この道筋が広げられるときにこの果樹園も多少削られたが、原風景は保たれているように思う。
この道筋が広げられるときに、この果樹園の東側に大きな民家が曳家の方法で移動した事を思い出した。自分は準備作業をみたが作業自体をみることはできなかった。家人が熱く語るのを聞いただけだが、その作業を想像しながらその結果である現況を眺めている。
奥に写る針葉樹林は松林だ。
一本松集会所の東側の道筋に入ると全て行き止まりになる迷路になっているが、そこにある集落の屋敷林のイメージだ。
この在りの宅地化が進む以前の地図を眺めると、この集落も果樹園も針葉樹林も描かれている。現況で消えているのは、この周りを囲んでいた水田の風景らしいことが分かる。
針葉樹林は地名とのかかわりでも気になるので、周りの状況も確認する。
この地図では、現シマクラ駐車場付近、現正福寺、その東側の東谷地集落付近に針葉樹林が表示されていた。
それらの原風景として奥の松林を眺める。
この辺りの散策は、その地区の資料と「松川のあゆみ」を見比べて散策しました。
この辺りの文化活動が独善的ではなく高いレベルを誇るのは「維新館」というサロンによる自己研鑽の意識の高まりがかかわるのではないかと思っています。