懐メロ聴取 ~CD【ODYSSEY(平原綾香)】~13「Jupiter」③
2020年 06月 19日
「懐メロ聴取 ~CD【ODYSSEY(平原綾香)】」の13「Jupiter」を整理している途中で、「クラシカル・クロスオーヴァ―作品集」と出会った。
そこから、そのクラシカル・クロスオーヴァ―で紹介された曲を確認してきていた。多分、これは寄り道になるのだろうとは思う。しかし、自分の中では一連の自然な流れだとも思っている。
先日は、散歩中に立ち寄ったリサイクルショップで、バッハの管弦楽組曲の2番と3番収録のCDを見つけて購入しているのだが、これもその流れの一貫だとも思っているところがある。
その寄り道も、前回の「アランフェス(イル・ディーヴォ)」を整理したところで、一区切りがついた。それで、「Jupiter」の整理に戻る。
その「Jupiter」については、先にその2まで整理しているので、今回はその3という事にする。
まずは、「Jupiter(平原綾香)」の原曲である組曲「惑星(グスターヴ・ホルスト)」の「木星」を聞く。
この「木星」は、イギリスの作曲家グスタフ・ホルストの代表曲である組曲「惑星」の中の一曲だ。
ウィキペディア等の情報によれば、この「木星」は、 1914年から16年の間に2台のピアノのために書かれたもので、1917年から大規模な管弦楽曲への編曲に着手されたものだそうだ。1918年から非公式の試演会を重ねて、1920年に正式に初演されたという。
この曲が収められている「惑星」は、惑星の名前とそれに付随した副題のついた7つの楽章からなる組曲で、近代クラシック音楽ではメジャーな曲だが、初演当初こそ多大な評価を受けたものの、しばらくすると曲の人気も落ち、ホルストの名前すら忘れ去られてしまったという。
この状況を打開したのが、カラヤン指揮のウィーンフィルが演奏会でこの「惑星」を取り上げたことなのだとか。
この曲は、その後発売されたレコードの録音と演奏技術の素晴らしさも話題を呼び、その知名度が一気に上がったという。これが、メジャーな近代クラシック音楽の仲間として復活するきっかけになったということだ。
それで、まずは「惑星」を世に広めた功績を讃えるという意味で、カラヤン指揮ウィーンフィルの組曲「惑星」にこだわってみた。
その次に、現在では全体的な評価が高く人気があるというはベルリンフィルの組曲「惑星」を確認してみた。