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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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懐メロ聴取 ~CD【ODYSSEY(平原綾香)】~クラシカル・クロスオーヴァ―⑥~「アルビノーニのアダージョ」②

「クラシカル・クロスオーヴァ―作品集」で紹介された歌から興味のある事とのかかわりで整理してきて残り3曲となった。

前々回そのうちの「(プッチーニ作曲)歌劇『トゥーランドット』から 誰も寝てはならぬ(ラッセル・ワトソン)」を確認し、前回「アルビノーニのアダージョ」の情報を確認した。  

今回は、残りの「アランフェス(イル・ディーヴォ)」を整理するつもりだった。

ここでちょっと気になったのが、映画「劔岳 点の記」で流れたというバロック音楽の名曲の数々という話。

今までなら不得意な事についてはさらりとスルーしてきたところだが、最近はちょっとだけ挑戦してみようという気分も……。それに、バッハの「G線上のアリア」とか、ヴィブァルディの四季「冬」「春」「秋」とか、アルビノーニの「アダージョト短調」とかは既に確認済みなので、残り僅かだ。

バッハの「幻想曲とフーガ ト短調」より「幻想曲」と、ヘンデルの「ハープシコード組曲第2」より第4曲「サラバウンド」と、マルチェッロの「オーボエ協奏曲 ニ短調」 より「第2楽章」の3曲だ。

しかも、このうちの「幻想曲とフーガ ト短調」とマルチェッロの「オーボエ協奏曲 ニ短調」については、バッハ繋がりで確認できそうでもある。

わき道に逸れていきそうだが、ちょっと進んでみる。

まずは、バッハの「幻想曲とフーガ ト短調」について。

この曲を、バッハのなじみの曲「トッカータとフーガ 二短調」と「小フーガ ト短調」の確認とつないで聞いてみた。

なじんだというまでには至らないが、自然に聴けたようにも思う。

次に、マルチェッロの「オーボエ協奏曲 ニ短調」だが、バッハはこの曲をチェンバロ用に「協奏曲 二短調」として編曲しているようだ。こちらも名曲とされている。

その事を頭において、その第二楽章だけ、オーボエ、パイプオルガン、ピアノの演奏バージョンを確認してみた。

この曲は、アルビノーニの「アダージョト短調」と並んで人気が高いとの情報もあるので、この二曲を聴き比べてもみた。

この第二楽章は、「ベニスの愛」とのタイトルもあるようだ。

ウィキペディア等の情報によれば、同名の映画「ベニスの愛」で使用されて有名になったとある。しかし、それを確認することはできなかった。

そのかわり、この映画「ベニスの愛」のテーマ曲についての面白い情報がある。この曲はチブリニアーニが作曲したしたとのことだが、これがフランシ・スレイ作曲の「ある愛の詩」との間で盗作問題となっていたということだ。

それで、それらの曲を確かめる流れでもう一度この第二楽章も確認してみた。

更に、ヘンデルの「サラバウンド(ハープシコード組曲第24)」についての確認だが、自分にはこの曲に係る手持ち情報がないと思っていた。  

ところが、確認してみると、この曲に聞き覚えがあるのだ。

その理由を確認していくと、「風の谷のナウシカ」の「ナウシカ・レクイエム」の主題となるメロディーと聞き間違えて認識しているように思えた。ただ、専門的にはこの曲は別物ということらしい。

それなら、2003年代のニュース番組「ニュースステーション」のオープニングテーマ曲の方かもしれないとも思った。

というのは、先に整理したサラ・ブライトマンによるカバー曲が使われていたとのことだからだ。

ただ、この時期遠距離通勤だったはずなので、この番組を視聴していたかどうかが分からない。

これ等の確認で、自分の視聴態度は制作者の意図に沿って作品を鑑賞するということらしいことが分かった。自分は、批判的に作品を観るという事は苦手らしいという事だ。


by shingen1948 | 2020-06-09 10:21 | ☆ 懐メロ聴取記録 | Comments(0)