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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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今回の豪雨が身近なところにもたらしたこと④

 台風19号についての備えをしなかったという事ではない。
 風で飛ばされそうなものは紐で結わえたり、植木鉢を片付けたりもした。備はしながらも、防災の意識は低かったということだ。この時は、被害は最大に見積もっても前回の台風15号と同様な被害状況だろうと思っていたようだ。
 それは、平成の阿武隈川大改修が完了した平成13年3月以来、阿武隈川流域では大きな被害が発生していないという安心感が裏付けだったように思う。

 豪雨にかかわる近況が分かる情報を得る準備をしたのは、その後、台風21号から変わった熱帯低気圧の影響でまた大きな被害が予想された時だった。
 その一つの準備が、福島河川国道事務所の「阿武隈川水位雨量概況」のページ閲覧だ。この清水水位観測所のデータで、とりあえずは身近な松川の状況を確認していこうと思った。
 もう一つが、観測用ライブカメラだ。これで上松川上流の様子を確認しようと思った。
 今まで入手していた情報に、この二つの情報を加えることで、より精度の高い判断ができるのではないかと思ったのだ。

 この時の清水水位観測所のデータを確認すると、松川の水位は25日16時50分頃から上がり始めている。そして、20時10分には水防団待機水位2m以上となった。
 しかし、22時には水位が徐々に下がり始め、23時30分には水防団待機水位より低くなり、そのまま水位は下がり続けた。

 後で八反田川の状況も確認してみた。ただ、福島河川国道事務所のサイトでは1週間しか遡れないので、福島県河川流域情報システムのサイトで確認した。

 沖高の水位観測所のデータによれば、八反田川の水位は25日16時20分頃から上がり始めている。そして、20時10分には水防団待機水位2m以上となった。しかし、22時には水位が徐々に下がり始め、23時30分には水防団待機水位より低くなり、そのまま水位は下がり続けた。

 松川も八反田側もほぼ同じような経緯を辿っていたことが分かる。
by shingen1948 | 2019-11-09 09:56 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)