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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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黒岩虚空蔵堂・満願寺散策35~鹿島神社②

 「神祇志料(栗田寛)」は、国立国会デジタルコレクションで確認することができる。その第6巻から第16巻に延喜式内社の鎮座地・由緒・沿革等が記される。
 信夫郡5座(大1座・小4座)が記されるのは、第13巻だ。
 鹿島神社については、その最初に以下のように記される。

 「鹿島神社、今鳥谷野村鹿島森にあり、(陸奥國式社考、福島縣神社調) 武御雷命を祀る、(日本書紀延喜式本社伝説)桓武天皇延暦元年五月壬寅、勅して勲五等を授け、封二戸を充奉る、是よりさき凶賊を撥時、鹿島神に祈るに神驗虚しからさりしを以て也、(続日本紀〇按新抄符に今年五月廿四日の符を以て二戸を授くとあるは、蓋し同時の事なり、姑附て考に備ふ、)凡其祭九月九日之を行ふ、(福島縣神社調)」

 「神祇志料(栗田寛)」は、「大日本史」の神祇志編纂準備のために記された研究書とのことだが、本書自体が貴重史料となっているとのことだ。
 なお、著者の栗田寛氏は、水戸藩に仕えた国・歴史学者で、後に帝国大学教授になったとのことだ。

 鹿島神社境内には、「延喜式内社正一位郷社鹿島神社由緒」との案内板が建つ。
黒岩虚空蔵堂・満願寺散策35~鹿島神社②_a0087378_11575068.jpg
 その由緒については次のように記されている。

 「由緒
 鎮座は延暦元年(七八二)で、常陸の國 鹿島神宮より分祀された延喜式内社信夫五社の一社に列せらる。「続日本紀巻三十七」に「按(あん)ずるに桓武(かんむ)天皇延暦(えんれき)元年壬戌(みずのえいぬ)五日、常陸國言祈祷(ごきとう)鹿島神討(とう)はつ凶賊神験非虚望 (きょうぞくしんけんひきょぼう) 寛位封奉格(かんいふうほうかく)勳五等封戸(ふうこ)云々」とある。天明元年(一七八一)四月火災により、同二年鳥谷野羽田喜三郎氏が拝殿を建立し、同年七月光格天皇の御世、勅宣奉授し「正一位」を授けられ、郷民勅宣社として崇敬をあつめた。その後、建替えの棟札の中に福島城主板倉甲斐守重房の武運長久の為の祈願棟札も見つかっていることから古くから開運の神として崇敬が厚い。」
by shingen1948 | 2019-04-27 11:58 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)