黒岩虚空蔵堂・満願寺散策32~小原集落⑥
2019年 04月 22日
気になるのは、ここが「学檀遺跡群」と重なっているということのようだ。
この「学檀遺跡群」では、後期旧石器時代後半期の石器製作跡が検出され、他に縄文時代の落とし穴や竪穴住居、弥生土器・古墳・平安時代の竪穴住居、江戸時代の掘立柱建物跡などが検出されているという。
この中で古墳とあるのは、諏訪山神社の森の東側の宅地になっている沼ノ上北部古墳群を指しているように思う。
その南福島ニュータウンの道筋のここから右に折れて坂道を下って小原集落に向かったということだ。
家に戻って確認すると、この写真にも遺跡が写り込んでいるようだ。右手前に少し写り込んでいる丘辺りが「学檀古墳群」らしい。
なお、マホロンの「遺跡データベース」で確認すると、この丘の北側に弥生公園があり、その先の行き止まった右手の山が「岩山古墳群」という事になるようだ。
この辺りは、豊富な遺跡群の風景ということになるようだ。
もう一つ、気になっているのが、今回通って来た道筋と年不詳黒岩村絵図に描かれる田沢道との関係性だ。