黒岩虚空蔵堂・満願寺散策30~小原集落④
2019年 04月 17日
その一つが、半沢氏の「歴史地図」てば「中門造り」のメモ。
中門造りというのは、外見上は、主屋の棟方向に対して直角に中門の棟が取り付けられているという構造的な特徴があるようだ。
恐らく、半沢氏が散策する頃までは、その時代に失われていた風景が残っていたという事なのだろうと思う。
資料等で確認すると、その中門の棟の内部は、通常主屋への通路、馬屋、便所などを設けられているという。他に、駄屋として、干し草置き場や木小屋として利用される機能も持たせていたらしいことが想像できる。
農耕馬との共生、冬の閉ざされた生活を維持するために必要な機能が備わった造りだったということなのだろう
外からうかがうだけだが、現在の風景を見回してみた限りでは見当たらない。
その二が、対岸の散策の中で小原集落だろうと推定するのに目印にしていた民家。
それが、この川沿いに建つこのお宅だと思う。
その三は、寺の伝説にかかわる「阿弥陀淵」。
具体的に何処かは分からないが、とりあえず釣り人に聞いて先のお宅の南側から阿武隈川に出てみたのが、ここ。
その四は、満願寺・虚空蔵尊の旧参道が小原集落に続くとあったこと。
この道筋がそれだと思う。