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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「黒岩虚空蔵の算額」③

 前回は、「佐久間文庫」解説にある「和算の最後の花」とある「最後の花」について、「花」の方に重点をかけた解釈の場合として整理した。
 しかし、「黒岩虚空蔵の算額」には、「最後」の方に重点をかけた意味合いの見え方もある。
 この算額では、「最上流宗統派の系譜」の5伝曠齋氏の門人として6伝の長沢保斎氏である長澤忠兵衛氏の算法が記され、更にその保斎氏の門人として7伝の長澤辰蔵氏の算法が記される。
 「最上流宗統派の系譜」は、この7伝の長澤辰蔵氏で途切れるということだ。つまり、この方が「最上流宗統派の系譜」の最後ということだ。
a0087378_7272375.jpg この手振れの写真は、そのこととかかわる。ちらりと、「寄付  長沢〇蔵」と見えたような気がしたのだ。本当は家に戻って、写真で確認するつもりだったのだが、御覧のあり様。
 またの機会に確認するという課題メモになってしまった。

 さて、尾形貞蔵悦氏は、この最後の花である「黒岩虚空蔵の算額」を奉納する前年に、松川町黒沼神社にも同じような算額を奉納していることは「最上流宗統派の系譜」で整理している。
 その算額情報とも照らし合わせておく。

 「黒沼神社ホームページ」の算額紹介の写真で、長澤忠兵衛、赤間忠作、大槻重作、渡邉猪𠮷、尾形助太郎の奉納者を確認している。
 「黒岩虚空蔵の算額」には、その中の「長澤忠兵衛氏、赤間忠作氏、大槻重作氏」が確認できる。
 「黒沼神社の算額」にある尾形喜代松氏は尾形英悦氏の孫にあたる方との情報も得ている。その尾形英悦氏のお孫さんである尾形喜代松氏は、ここでは赤間忠作氏の門人として扱われている。

 ここからは勝手な想像だが、これは曠齋塾の組織だてがかかわっているのではないかなと思っている。直接的な指導者を〇〇門人としているのだろうと思うのだ。
 つまり、曠齋氏から直接手ほどきを受けるのが、長澤忠兵衛氏、菊池桝吉氏、大槻重作氏、赤間忠作氏であり、長澤忠兵衛氏から直接手ほどきを受けるのが、長澤辰蔵氏、長澤常治郎氏、赤間和市氏、中村熊治郎氏、丹治〇次郎氏ということだ。
 その見え方で見ると、尾形喜代松氏は曠齋氏のお孫さんではあるが、直接指導は森谷染吉氏、長澤政吉氏、赤間彦四郎氏、加藤亀次郎氏、長澤富蔵氏、森谷友太郎氏、赤間捨吉氏と共に赤間忠作氏から受けるということではなかろうか。
 年代別だろうか。
by shingen1948 | 2019-01-02 07:31 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)