人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

池袋駅西口⑫

 今回の小さな散策で丸池とされる池まで整理が進んだところだか、確認作業を通して、平成20年(2008)の下水道事故は、この池を主水源とする弦巻川を転用した下水道川筋で起きていたことを知った。この事故自体は新聞報道で知っていたが、散策とは結び付いていなかった。
 
 この事故現場地図は「東京都水道局雑司が谷幹線再構築工事事故調査報告書」からの転載。黒線と赤線部分が雑司が谷幹線で、その作業現場が赤線部分。
a0087378_5364312.png この事故は、東京の下水道の工事作業中に、豪雨による増水のため作業員5人が流されて死亡したという事故だ。
 作業員が老朽化した既設管の中に入り、内側に樹脂を張り付けながら補修していたようだが、その管に一気に雨水が流れ込んで、作業員が流されてしまったという事故だ。
 報道や事故報告書では、この下水道を「雑司が谷幹線」と呼称していたが、これが弦巻川を転用した下水道川筋とのことだ。
 
 新聞報道を読んだ時点での印象も思い出して整理しておく。

 都会では、人間が多い分、都市景観上の負の遺産も多い。しかし、都会には、それを覆い隠して無いことにしてしまう力も備えている。
 下水道などは、環境保全のための汚水処理に伴う施設としての側面も捉えてはいる。しかし、よく考えれば、そのスタートは汚染に伴う河川の暗渠化であって、都市化に伴う負の遺産を覆い隠すことがその原点であったということに変わりない。

 その負の遺産を覆い隠すための施設が、大切な命をかけて維持管理しなければならない程巨大化しているというのが、報道から受けた印象だった。
by shingen1948 | 2018-07-29 10:34 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)