地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

撮り溜めた写真から⑥~弁財天堂の石塔群から「申塔」 (笹谷熊野神社境内)

 「庚申塔」の後ろには、ずらりと「申塔」が並ぶ。
a0087378_1503785.jpg 見慣れた石塔で、「庚申塔」とのかかわりかなと思いながら眺めていた。
 今回、ちゃんと確かめておこうと思ったら、この石塔ちゃんと解説する資料がないことが分かった。
 「野仏の見方(外山晴彦)」の「野仏見分け表」の「庚申塔」の欄には、文字として「庚申」「猿田彦」「青面金剛」が、彫像として三猿が紹介される。その注には、一猿・二猿も庚申塔の可能性があると記される。
 個別には「青面金剛」の彫像も紹介さているということもあるので、全ての紹介を確認したが「申塔」はどこにも紹介されていなかった。

 それで、「庚申待」の祭神を確かめると、「天帝や猿田毘古神や青面金剛や帝釈天などのいずれかを祀る。一説には左記の本尊と別に猿の形(木彫り)を祀るともいう。」ということで、猿にかかわる一説はみる。

 らちが明かないので、「神使い」の猿を確認してみる。
 「玄松子の記憶」というページに、「神社知識」として、「神使い」が紹介されている。
 http://www.genbu.net/
 そこから猿にかかわる紹介を拾ってみる。
 「日吉」「山王」「日枝」の比叡山の麓、日吉大社を本宮とする天台による山王一実神道を根本とする系列神社の神使いが猿であるというのは有名なのだとか。
 山王では真猿といい「魔去る」とされるとか。猿田彦命との縁、「山の神」の使いとの考え方もあるという。
 庚申の猿も基本的には天台系の猿らしいとのこと。

 「ウィキペディア」の「神使」の猿の項には、日吉神社と浅間神社が紹介される。
 「江戸時代中期にはすでに庶民の間で身近に信仰されていた山王信仰や庚申信仰、道祖神信仰の影響を受けて、「猿」が富士講の神使とされたともいえよう。」とある。

 「会津キリシタン研究所」というブログでは、この申塔は会津にはないといい、この「申」はケルト十字ではないかとの推測を記している。
 https://plaza.rakuten.co.jp/aizukirishitan/diary/201311270001/

 見慣れたこの碑、もっと他の見え方があるのかどうかをよそ見しながらも、とりあえずこのまま「庚申塔」とのかかわりで眺めていく。
 いずれにしても、この見慣れたこの石塔は、この地域独特のものの可能性がありそうだ。
by shingen1948 | 2017-06-12 15:03 | ★ 季節便り | Comments(0)