地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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撮り溜めた写真から⑤~弁財天堂の石塔群から(笹谷熊野神社境内)

 弁財天堂裏の石塔群で気になったのが、この「大国主大神」碑だ。
a0087378_6133784.jpg 「ウィキペディア」には、「大国主は、『古事記』『日本書紀』に登場する日本神話の神であるとある。「出雲大社」の祭神でもあり、天照大神が天津神の主宰神であるのに対して、この大国主は国津神の主宰神とされるとも解説される。
 有名なのは因幡の白ウサギの伝承で、「古事記」では具体的な国造りを行った神様と紹介されるという。
 国造りの神・農業神・商業神・医療神などの信仰、縁結びの神、武神、軍神としての信仰などが解説される。
 しかし、弁財天堂裏のこの「大国主大神」は、甲子講にかかわる石碑ではないのかなと思っている。

 「野仏の見方(外山晴彦)」で、「甲子塔(きのえねとう)」について、次のような解説を見る。
 甲子の夜に集まり、子の刻(夜中の12時)まで起きていて、大黒天を祀って黒豆や二股大根などを供え、商売繁盛や豊作を願う。白ネズミを大黒天の使者とする。
 そして、ここに大国主命と習合した福の神との解説もみる。
 仏教の大黒天が、この大国主と習合して、民間信仰では七福神の一人である大黒様になったという。したがって、その大黒天のお姿は、米俵に乗り、打出の小槌を持つ福の神としてイメージされるとのことだ。

 ただ、この大国主の神格を配されるのは、氏子断絶などで廃社となった神社など、本来の祭神が不明な神社復興で、本来祀られていた神の祟りを鎮めるためということもあるとの解説も見る。
 そうではないとの確認も必要になるのだが、それには左隅に記された建立銘が使えそうだ。
by shingen1948 | 2017-06-09 09:12 | ★ 季節便り | Comments(0)