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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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森鴎外と福島⑯

 仙台衛戍病院飯坂分院は、その後、次のような経緯をたどるようだ。
 昭和20年12月には厚生省に移管されて、国立飯坂病院と改称される。
 昭和28年6月には福島県に移譲されて「福島県立飯坂病院」となる。
 その後、福島県立リハビリテーション飯坂温泉病院と改称される。

 他の軍が保有する医療機関も同様な経緯をたどるのだろうと勝手に想像するところだが、確認すると、この病院の特殊性から微妙な違いもあるようだ。

 全国的に敗戦後の病院の変遷は、次のように捉えられているようだ。
 敗戦直後、日本の病院の大半は、戦災によって破壊され、機能不全に陥っていたという。
 日本を占領したGHQは、まずは占領軍が使用する優良医療施設を確保し、その次に日本国民の医療提供体制を整えたということだ。
 その手始めに行ったのが、陸海軍が保有する医療機関の厚労省移管だったのだそうだ。
 全国146の軍施設が国立病院、国立療養所となり、建物も職員も従来のままで診療が継続されたのだという。
 仙台衛戍病院飯坂分院が昭和20年12月には厚生省に移管されて、国立飯坂病院と改称されるのは、このことに対応している。

 その後の変遷が、微妙に違う。
 全国的な流れを確認すると、病院自体の組織は「陸海軍」のままで、名称が軍病院から国立病院に変更され、そして、それが現在に至るまでその中心病院として継続されているようなのだ。
 しかし、福島県内では新たに県立病院が創設されるようだが、その創設された病院とこの福島県立リハビリテーション飯坂温泉病院と改称されていく「福島県立飯坂病院」との関係性がよく分からない。

 地元の関心も低い中、最近、この福島県立リハビリテーション飯坂温泉病院に変化があったようだ。
 平成19年4月に財団法人脳神経疾患研究所に譲渡されたようなのだ。その附属病院が「南東北病院」とのことだ。
 そのホームページによると、「リハビリテーション飯坂温泉病院」はその附属病院として継続的に開設されていたようだが、「南東北福島病院」の開設に伴い、9月末には閉院されたようだ。
 このリハビリテーション飯坂温泉病院の機能は、新たに開設された「南東北福島病院」がリハビリテーション医療とて継承していくとのことだ。
by shingen1948 | 2017-01-21 18:54 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)