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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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亀岡邸の設計に江川三郎八がかかわる⑲:福島の建築(12の2)

 亀岡邸の設計に福島県技手が関与し、地元大工の小笠原國太郎が施工したことが推測できるということだった。その推定について、「伊達市ホームページ」の「旧亀岡家住宅」紹介文からは、次のような推定経緯が読み取れた。
 その一つが、設計者名が明記された記録はないが、他の様々な記録や他例との比較から江川三郎八が関与したと考えられるということだった。
 具体的には、「洋風農家かめおか」に亀岡邸の普請にあたった大工は福島市飯坂町の小笠原國太郎氏で、設計は本県最初の県会議事堂設計技師(氏名不詳調査中)とあるとしたが、その県会議事堂設計技師は江川三郎八氏であることが分かったということだった。
 その「洋風農家かめおか」は、桑折町公民館長岡二の編集で、当時の亀岡産業支配人亀岡憲吾氏談をまとめた冊子なそうだ。
 その江川三郎八氏にかかわる情報を福島県内ではあまりお見掛けしないので、自分勝手に岡山の情報と照らし合わせながら福島県技手としての江川三郎八氏を確認してきたところだ。

 ここからは亀岡邸に戻て、福島県技術者江川三郎八氏の関与を確認する。
 こちらも資料的には曖昧さがあるようだ。それで、岡山県に残る三郎八の手掛けた建物と旧亀岡家住宅との類似性を比較考察したようだ。これが、その二つ目の観点のようだ。
 その成果を示されているのが、「旧亀岡家住宅」のパンフレットの「旧亀岡家住宅のみどころ」に、「江川の設計考えられる部分を太ゴシックで表示した」という部分なのだと思う。
 パンフレットでは羅列的に紹介されるが、自分勝手な観点で整理していく。
 その一つの観点が、西洋風建築にかかわる部分で、玄関から三階の「八角形の尖塔内部」までの空間処理だ。
a0087378_5425096.jpg パンフレットでは「八角形の尖塔内部」が紹介される。ここが特徴的なのだろうが、立ち入り禁止なので見ることはできない。
a0087378_5462412.jpg  しかし、この「八角形の尖塔内部」に上る部分だって、その設計にかかわる部分だろうと勝手に想像する。



 この下が玄関の空間になっている。

a0087378_5485384.jpg

a0087378_5523816.jpg パンフレットでは、その細部の玄関のアーチと格天井と礎石の加工配置が紹介されている。
by shingen1948 | 2016-11-23 09:31 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)