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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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亀岡邸敷地跡を推定する③~福島の建築(12の2)

 資料館には、もう一枚の「旧亀岡家住宅解体前写真」の写真が展示してある。こちらの方が門付近の様子が分かりやすい。
a0087378_5495180.jpg この写真と邸の勝手口に案内される旧亀岡家住宅の敷地図と見比べる。

 塀傍に写る蔵が「しちぐら=質蔵」らしいことが分かる。昨日の写真では、この蔵の旧亀岡家住宅側に建つ蔵が見えたが、こちらが、「いしょうぐら=衣装蔵」だろうか。
 この写真の右端に写る建物は、「さんしつ(かいこや)=蚕室」だと思われる。その前に写るのが門番所だろうか。

 頂いた資料によると、亀岡家は、江戸時代から「亀元」の屋号を掲げて蚕種製造を営み、財を成した豪農層の一つであったとのことだ。
 この亀岡邸を建てた正元氏の家業は、養蚕製造や農業・地主に加え、金融業も営み、次第に財をなしていったという。邸の敷地内に建つ「さんしつ(かいこや)=蚕室」、「しちぐら=質蔵」や「いしょうぐら=衣装蔵」は、そういった生業とのかかわりなのだろうと思う。
a0087378_551629.png こちらは、「桑折町政だより」の「目で見る桑折町史<伊達崎の蚕御殿、亀岡家住宅>」に掲載される写真だが、「亀岡家住宅」とその門、「しちぐら=質蔵」と「さんしつ(かいこや)=蚕室」の配置の様子が分かりやすい。
by shingen1948 | 2016-11-02 09:48 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)