地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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叺内付近の散策~中島の大わらじ

 「歴史地図」には、叺内地区の道路を挟んだ南の中島地区に大わらじと足尾山がプロットされている。解説メモはないが「大わらじ」が気になった。
a0087378_9173550.jpg これが、その大わらじ。
 大きさにそれほど感動しないのは、見慣れた信夫山の大わらじと比べてしまうからだ。ただ、地区内の集落で継続していくには手頃かなという感じがする。

 信夫山の大わらじは、その巨大化で目を引き、奉納も客寄せのパフォーマンスになっている。
 しかし、これだって、当初からそうだったのではなかったとの解説も見る。羽黒神社にあった仁王門に安置された仁王様の大きさにあった大わらじを作って奉納したのがはじまりだと言われているのだとか。
 それが、明治政府の政策で仏教的な要素の仁王門が撤去されたことに伴って、羽黒神社境内の足尾権現に奉納するように変化したようだ。この時点でも、足尾権現に伊勢参拝などの長旅に出かける人々から健脚、旅の安全などを祈っての奉納だろうから、わらじを奉納するという行事は由来と乖離していない。
 客寄せのパフォーマンス性が強まるのは、羽黒神社に五穀豊穣、家内安全、身体強健などを願って奉納するようになってからなのだろうと思う。その結果として、わらじが巨大化したのだと思う。
a0087378_9232337.jpg 案内の標柱に「中島の足尾様と大わらじ」とある。
 その説明は消えていて読めないが、この大わらじが奉納される「中島の足尾様」は右手の祠で、「中島」はこの集落名らしいことは分かる。地区の集落の正月行事かなと思う。左手に写る川は、荒井用水。
by shingen1948 | 2015-12-20 09:16 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)