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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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土湯会津道を歩いてみる⑬

a0087378_3503043.jpg 散歩中は、この「天香園」の看板に目がいかなかった。
 散歩したことを整理するために、いろいろな資料に目を通していて「ふくしま散歩(小林金次郎)」にこの「天香園」が紹介されているのを見つけた。
 ここで紹介される「天香園」は、115号線沿いのようであり、また、「天香園」が直接紹介されていたのではないが、地蔵原の開拓とかかわるらしいということが確認できる。
 同誌では、地蔵原の新天地開拓の趣旨のもと「石原農園」や「畜産試験場」・「農業短期大学」が紹介され、「苗木の農園と盆栽園」の項が起こされて「野尻種苗園」について紹介する。その「野尻種苗園」を紹介する中に、次のように「中島天香園」も間接的に紹介されていたということだ。
 (「野尻種苗園」は、)「中島天香園」とともに、盆栽をはじめ、植林の苗木が見事に育成されている。
 現在は、松、杉、から松、桑などの造園苗木をはじめ、盆栽、庭木、造園などを一手に引き受けているが、開設前は松山ばかりのこの地を開墾したという。
 造園苗木を扱う「中島天香園」と「野尻種苗園」は、地蔵原の新天地開拓の象徴的な存在という側面を持っているということのようなのだ。
 先に庭坂付近や野寺付近を散歩したときに、盆栽を専門とする職業や店の存在が気になったのだが、そのことともかかわる情報でもあるようだ。
 「ふくしま散歩」では、このことについても「吾妻山の名産『五葉松』などは松かさを拾い、その実生から育てられるもので、現在は30万本から50万本も育てている」と紹介した後、次のようにつないでいる。
 五葉松やしゃくなげの苗は、庭塚、庭坂あたりも売物として栽培しているところがある。盆栽用、鑑賞用の苗木などは、笹木野、下野寺原にある「岩山園」を訪ねればその希望はみたされる。
 半沢氏の「歴史地図」を見直すと、確かに「天香園」がプロットされ、昭和10年(1935)がメモされていることに気づく。
 ここに掲げ「天香園」の写真は、もう一度出直して確認して撮ったものだ。
 はじめに土湯会津道を歩いた時には見逃していたのだが、周りをぐるりと見回せば、あちこちにこの「天香園」の看板があることに気が付いた。
by shingen1948 | 2015-12-03 08:49 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)