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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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鳥渡山王社のマカテヤ記念碑~山田村の散策振り返り⑳

 今回は、実際には山麓の縁を廻り込む道筋の確認してから、鳥渡山王社に廻ったのだが、落ち着かないので先に鳥渡山王社を整理する。
 直ぐに目についたのが、「仏領マカテヤ記念」碑。多分、移民碑だと思う。
鳥渡山王社のマカテヤ記念碑~山田村の散策振り返り⑳_a0087378_6182142.jpg 移民に関わる記念碑について幾つか整理していた。
 「福島の建築 ⑮」では、福島市荒井の八幡神社に建つ「外国渡航記念燈」について整理した。この中でふれた大玉村の玉井神社鳥居も移民に関わる記念碑として意識している。
 http://kazenoshin.exblog.jp/9879334/
 「福島の建築 ⑮―2」では、南沢又の愛宕神社の石灯籠も外国渡航記念である事にふれた。
 http://kazenoshin.exblog.jp/10013493/
 この整理をしている時には、ネットで「福島民友」の「波涛の向こうに」が確認できたので、その状況の概要を把握するのに参考にさせていただいた。
 1800年代後半からの本県海外渡航移民は、ハワイや北米大陸が中心だったが、その後、渡航先は南米のブラジルやコロンビア、ペルー、仏領マカテアにまで及んでいるとのことだった。
 その理由の一つが、米国が日本人の移住を制限したり、禁止したりする排日の動きが強まったため、海外出稼ぎ渡航を希望する人々の行き先が米国以外の国に変化したことがあげられるという。

 ただ、この「マカテヤ移民碑」がかかわるオセアニアにおける日本人移民の歴史と実態は知られていない部分が多いらしい。今のところ、この記念碑にかかわる直接的な資料は確認できていない。
Commented by 玉井人ひろた at 2015-07-03 20:49 x
今、村の移民で最も話題の人は「野内与吉」氏です。世界遺産のマチュピチュの麓の村の初代村長となった人物です。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/web_museum/ouroboros/v19n3/v19n3_nouchi.html
わたしも幼いころ一時帰国したときに遭った記憶が微かに有ります
Commented by shingen1948 at 2015-07-10 11:38
情報ありがとうございます。
遅くなりました。済みません。
あだたらを知る会で野内与吉氏のお孫さんをお呼びしたようですね。会には何度か楽しく参加させていただきました。それが続いていることも今回知りましたが、会長さんは新しい方になったんですね。
by shingen1948 | 2015-07-03 06:20 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(2)