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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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山田村の障神

 「山田村の障神」は、集会所の裏の林の中だった。a0087378_110139.jpg この位置は、山王道と高台を回り込む道の交点で、ここに「山田村の障神」があって、その前に山田村の集会所があるという風景だ。
 障神の性格を確かめれば、これが基本的な集落と障神の関係性を物語る風景なのだろうと思う。

 「さえのかみ」は、塞神・幸神・障神・妻神・才神・性神など、多様な漢字を当てはめられるようだが、その当てはめられた漢字によって、その性格も微妙に違うようだが、どれも道祖神の一種とのことだ。
 山田村の障神社のように「障神」や「塞神」と表記された「さえのかみ」は、村や地域の境界とか、道の辻にあって、禍の侵入を防ぐ神という性格が強いとのことだ。ここでは、山王道の北側の集落に禍の侵入を防ぐ神という性格とみればよいのかな。

 ただ、これは基本的な性格であって、意味が混同されているのが普通であって、その場その場で便利に使い分けているようなのだ。
 他の用法も確認しておく。
 「歳神」や「才神」と表記された「さえのかみ」は、年々の収穫を祈念する神としての性格が強いとのことだ。
 「幸神」や「妻神」や「性神」と表記された「さえのかみ」は、性病治癒、夫婦和合、子宝の神としての性格が強いとのことだ。
 また、本当は「幸神」としての性格が強い神なのに、「障神」と表記されているなどといった場合もあるらしいとのことだ。

 道祖神の一種との事なので、「道祖神」を確かめると、悪疫防除の塞神・障神と中国の道祖(道の神)との習合で、道陸神(どうろくじん)ともいわれ、村境や峠、辻の路傍に立ち、村人や旅人の守護、交通安全の神とされるとのこと。
by shingen1948 | 2015-06-01 11:01 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)