地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「東屋沼神社」③

 「山田大清水の由来」で、「信達ニ郡村誌」からの引用として「南ノ岸ニ老杉1株アリ 周囲2丈 ソノ蔭池ヲ覆フ 」と紹介されるのが、この杉の木なのだろうと思う。
a0087378_320986.jpg 神社だったらその御神木に相当する老木の雰囲気だ。
 古くから日本人は、巨樹や名木に畏敬の念を抱いてきた。それだけでなく、この湧水との相乗効果でその畏敬の念を深めているのだろう。
 この湧水、「3間4面バカリ 深サ2尺4寸バカリ」との案内よりコンパクトになっているのは、生活との共存に伴う整備の為なのだろう。それでも、その神秘さは強調されて感じられている。

 ここでは案内されないが、これが「緑の文化財」に指定されているという情報があるので、確かめる。
福島県の「県北農林事務所」のページの「緑の文化財」の項に、「福島県緑の文化財登録一覧表(県北管内)が紹介される。その福島市№43の「信夫大清水の杉」が、それに当たるのだろうと思われる。
 その紹介によれば、指定日が昭和58年2月17日で、樹種名はスギ、推定樹齢が400年、樹高が34m、胸高直径が170㎝ということのようだ。
 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36210a/bunkazai.html
 計算上この情報と少しずれるような気もするが、環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」では目通り幹囲 が6.6mとするという情報もある。案内板の「周囲二丈(6m)」とは合う。
 ここまでは簡単に確認できたのだが、そもそも「緑の文化財」って何なのかということがなかなか確認できなかった。
 ようやく見つけたのが、福島県「林業」のページ。その「緑化の推進」の項に、次のように紹介されていた。
 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36055d/ryokka.html
 「福島県緑の文化財」は、県民に親しまれ愛されてきた名木や鎮守の森等の緑の財産を保護、保全して、かけがえのない貴重なみどりを引き継ぐものとして、知事が指定、登録したものです。
 登録には、次の各号のいずれかに該当することが必要です。
 (1) 寺社等建築物、遺跡等と一体となっている樹木とその周辺緑地
 (2) 名木並びに伝承、風俗、習慣に結びついた樹木とその周辺緑地
 (3) 国又は県指定の天然記念物のうち、前各号のいずれかに該当するもの
 (4) その他、知事が適当であると認めたもの
 現在の登録箇所数は、539か所です。
 「山田大清水」が、ここでは「信夫大清水」に変更になっている。「山田大清水」の「山田」は、旧山田村だが、それを改変するメリットが何だったのかは分からない。
 その信夫の概念だが、信夫郡を意味するのではなく、福島市の信夫地区という公民館単位の概念のような気がする。
by shingen1948 | 2015-05-07 06:18 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)