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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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再び仙台散歩②~「藤村広場」②~「潮音」の歌碑

 「日本近代詩発祥の地」の石碑の左手には、「潮音」の歌碑が建つ。2004年建立とか。
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   「潮音」          島崎藤村
 わきてながるゝ やほじほの そこにいざよふ
 うみの琴 しらべもふかし もゝかはの    
 よろづのなみを よびあつめ ときみちくれば 
 うらゝかに とほくきこゆる はるのしほのね
 文学には疎いので、漢字をあてがって歌詞にされたものを見て確認する。
 湧きて流るゝ 八百潮の 底にいざよふ 
 海の琴 調べも深し 桃皮の(百川とする方も)※しぶき
 万の波を 呼び集め 時満ち来れば
 麗らかに 遠く聞こゆる 春の潮の音 
 「桃皮の」なら「しぶき」なそうだが、ここを「百川の」とする方も。「百川の」なら、「多くの川の」かな。
 「裏二階へは遠く荒浜の方から海のなる音がよく聞こえて来ました。「若菜集」にある数々の旅情の詩は、あの海の音を聞きながら書いたものです。」とのことで、相応しい。

 福島からみると仙台の気温は殆どが低く、特に夏の気温が低く、海洋性気候の傾向を感じていた。ただ、今までは駅から西側の散策だったので、太平洋に開けた台地というイメージと結びつかなかった。
 今回の宮城野つつじヶ丘付近の散策では、開発が進む風景でしかなく、海の音が聞こえる訳でもない。それでも、東側が開ける風景を歩いた事で、イメージが少し深まったように感じるところもある。

 なお、「潮音」の歌碑は、歌を刻んだプレートがX橋の欄干石材にはめ込まれたものだが、この橋の欄干石材に詩集『若菜集』の歌のプレートをはめ込んだ石碑は、青春通りとされる道筋でも見た。また、その事情らしき事が「藤村広場」の南東隅に建つ「塩釜神社」前の案内板に解説されている。
by shingen1948 | 2015-03-17 11:32 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)