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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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愛宕山散歩28~小説家「宮本百合子文学碑」情報修正⑫

 「百合子といいざか」の借用を延長する手続きをした。もうちょっと確認したい事があったのだ。
 そもそもこの「百合子といいざか」を借りたのには、飯坂と百合子氏のかかわりを知りたいと事よりも「宮本百合子文学碑」を建てた方の情報を得たいという思いもあった。
 それで、その著作を確認すると次の7冊が検出された。
 ○ 「若松賤子:この足どり:知性豊かに教育を慈しむ」
 ○ 「伊藤愛想い出の記:この足どり」
 ○ 「吉野せい:この足どり:土に生きて」
 ○ 「高村智恵子:この足どり」・「渋谷黎子の生涯」
 ○ 「百合子と飯坂:滞在の足あとを追って」
 ○ 「百合子と郡山:郷土に生きる宮本百合子」
 その中の「百合子といいざか:滞在の足あとを追って」を借りていたのだ。
 ただ、ここには著者が直接は紹介されてはいなかった。それでも、奥付の発行所が「福島県女性のあゆみ」と記され、その住所が碑文と下1番が違うだけだった。また、「あとがき」には「百合子と郡山」を刊行し終わって、つづきのように「福島県女性のあゆみ」に「百合子と飯坂」を連載してきたともある。
 それで「福島県女性のあゆみ」という会についての情報を確認することにした。

 「戦後福島県女性史によせて(伊部正之)」の「4.男女共生・国際化時代の女性たち」の項にこの会が紹介されているのを見つけた。
 まず、「福島県婦人のつどい」が79年から実行委員会方式による「福島県婦人のつどい」の会は半官半民の「第三セクター」であることが否定的に紹介された後、肯定的に圧倒的参加者結集と地元実行委員会の手作りの活動であることが評価される。
 次に、「福島県女性のあゆみ」が紹介される。
 女性の意識の向上は大衆的な文化活動にも反映された。すなわち、70年代から全国的に「女性史ブーム」がひろがり始めた。これは女性たち自身による自我への知的関心の高まりを背景としつつ、これまでの歴史観の再検討を迫ることにもなりうるものであった。こうしたなかで,78年2月には福島県女性のあゆみ研究会が発足し、翌3月からは月刊誌「福島県女性のあゆみ」を発行しつづけることになる。さらには、この間の県内における女性運動の掘り起こしと記録、有名・無名の女性先駆者についての探求などが、主として女性自身の手によってなされるようになった。そのなかには、ひろい県域にあって相対的に独自の歴史と風土を有してきた県内各地の地域女性史的な労作もふくまれている。
 「百合子と飯坂」の発行と宮本百合子文学碑建立も、この「独自の歴史と風土を有してきた県内各地の地域女性史的な労作」として位置づけられるのだろうと思う。

 最近の福島県という官主導のその種の女性の紹介は、韓国ドラマ狂いの某元首相夫人などの奇をてらう人選が目立つが、ちゃんとしていた時期もあったらしいことが分かる。
by shingen1948 | 2015-02-08 18:23 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(0)