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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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愛宕山散歩25~小説家「宮本百合子文学碑」情報修正⑨

 「幻の軽便駅(山田久夫)」で、茂庭からの資材運搬用電気軌道の終点が「字暮坪8」と確認できる。ただ、旧事務所所在地がこの地点である事から、ここが茂庭からの資材運搬用電気軌道の終点だろうと云う事は分かってはいた。
 注目は、「百合子といいざか」の吉田氏は、茂庭の板橋付近の発着所の地点を確認している事。
 この情報を使えば、北側に茂庭策動軌道を漠然と北側にイメージしていたものが、もっうちょっとはっきりするかもしれないと思った。というのは、恐らく茂庭策動は、最短距離の直線に近い道筋を辿るはずだと思うのだ。そういう仮設にたてば、地図上の板橋の発着所の地点と終点の「字暮坪8」の地点を結べば、茂庭策動の軌道に近いイメージになるのではないかなとの予想だ。

 その板橋の発着所地点は、次のように説明されている。
 鉄索は、今野宅前の道路に立って右の方向の彼方に突出した山の麓に基点があり、左の方数百mの所の野菜畑を指して、あそこに中間の発着所があったらしい(中略)
 左に見える高い山を越して一日何回となく通った事を聞くとき茂庭に住む人々には、生産と繋がった生活の足だったのである。
 どちらを向いての右手と左手なのかが分からないのだが、とりあえず道路から今野宅に向いての話と仮定してみる。従って左手が滝野、中茂庭へ向かう方向で、右手が穴原、飯坂へ向かう方向とみる。
 いずれにしても、御在所山と今野宅前の道路の間に発着所があったということだ。

a0087378_6481565.jpg これは、御在所山と今野宅前の道路の中間点付近に発着所を想定し、そこから直線で「字暮坪8」の終点に向かう場合を仮定した茂庭策動軌道のイメージを地図上に描いてみたものだ。
実際には、もうちょっと愛宕山の方に近いかもしれないとも思うが、僅かなズレだろうと思う。

 なお、ここに登場する今野宅には何度かお邪魔した事があった。その時は、おばあちゃんがからむし織をしていたという記憶がある。お話に登場するのはこの鉄索を知っているとの事なので、その時の若い御主人だった方だと思われる。
 当時は、この集落に入る手前の細道になっているところが橋になっているのだが、これに気づかない車がよく谷底に落ちていたこと思い出した。
by shingen1948 | 2015-02-04 06:54 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(0)