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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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愛宕山散歩⑲~小説家「宮本百合子文学碑」情報修正③

 丸正旅館を利用することに決めたのは、「部屋が離れてあるということや金のやすいところ」だったが、帰りの日の4月7日の日記にも、お得感があった事が記される。

 百合子氏は急に帰ることになって、3時の汽車に間に合うように自動車を呼ぶのだが、「宿舎の勘定が思ったよりやすいので、2円50銭もかなり苦にならない」とある。
 丸正旅館の居心地の満足感に比べて、お得感があったことが分かる。また、ここから飯坂福島間の自動車料金が2円50銭であるという情報も得る。
 なお、この時の帰路は、ここから福島駅までは自動車で、福島駅から「あさかにちょっと寄って、夜汽車で(東京には)いく事にし」たようだ。

 福住旅館の現在地を「若葉楼」跡付近とし、「滝の湯」を中心とした「花水館」・「枡屋」・「角屋」を「飯坂真図」で確かめると、気になったのが滝の湯に立つ案内板の大正期の「滝の湯」写真解説。
 情報修正というよりは、より分からなくなったということ。
a0087378_10171593.jpg この写真の解説では「滝の湯」が左端とするのだが、中央付近の小さな建物に思えてきているのだ。
 「飯坂真図」と見比べると、中央付近にいかにも湯が流れ縁が黒ずんだ辺りの小さな小屋が「滝の湯」ではないのかなと思えてきているのだ。
 その左側の大きな建物が「枡屋旅館」で、その右側が「角屋旅館」というイメージだ。「飯坂真図」では、「花水館」は「滝の湯」の上方に描かれる。
 ついでに想像を含まらせれば、右側の大きな建物の縁も黒ずんでいるが、これが「角屋旅館」の内湯ではないのかな。
 「滝の湯」の右側上方から屋根つきで下る回廊が気になるが、これが「角屋旅館」なのかと思ったり、「花水館」なと思ったりしているが、ここが分からないところ。

 そんな感じに思えてきているのだが、地元の有識者が間違えるはずもないとも思える。
 分からない。
Commented by MASA at 2015-01-27 18:00 x
ご無沙汰しています。
風のシンさんのブログに魅せられ、自分もブログをやっています。
よろしくお願いします。
結論からいうと、案内板の写真解説が間違っています。自分も年末まで気づきませんでした。
飯坂町周辺地域づくり協議会ニュース第16 号 2011 年3 月には、中央の小さい建物が滝ノ湯で、左(下流側)にますや旅館、右(上流側)かどや旅館(現在ホテル聚楽の場所)が写っているとされています。(www.iizaka.com/pdf/kyougikai/kyougikai_news_016.pdf)
中央付近にいかにも湯が流れ縁が黒ずんだ辺りの小さな小屋が「滝の湯」、その左側の大きな建物が「枡屋旅館」で、その右側が回廊も含め「角屋旅館」、建物の縁も黒ずんでいるのが「角屋旅館」の内湯ということになります。
Commented by shingen1948 at 2015-01-28 18:15
安江敏家氏にかかわる散策ではお世話になりました。
ブログはじめられたのですね。楽しませていただきます。

解説について地元の方が間違いに気づかれているとのことなのですね。
安心しました。
「真図」は先に確認していて変だなとは思っていました。ただ、根拠にするこの図が県では古文書としていて自由に使えず、図書館の図が使えるようになったのも最近だったこともあって、タイミングとして今かなとも思った事もあります。
Commented at 2015-01-29 21:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jimoto at 2015-01-29 22:00 x
いつも興味深く拝見しています。
端的に
案内板の写真解説であっています。ネット上の絵葉書でも確認できます。
http://www.pocketbooks-japan.com/images/products/u5001-9999/u6749.jpg?osCsid=db00b9d6a153eecd2357f49639fe24ee
川辺に上流から細長く角屋の敷地、一軒屋で滝の湯、細長くますやになります。
http://www.tobunken-archives.jp/DigitalArchives/Image.jsp?lang=ja&id=43D14897-0982-DF90-09C2-69314EB554ED&title=%28%E5%B2%A9%E4%BB%A3%E9%A3%AF%E5%9D%82%E3%83%A9%E3%83%82%E3%82%A6%E3%83%A0%E6%B8%A9%E6%B3%89%E5%90%8D%E5%8B%9D%29%E3%80%80%E5%8D%97%E6%96%B9%E3%82%88%E3%82%8A%E8%A6%8B%E3%81%9F%E3%82%8B%E7%80%A7%E3%81%AE%E6%B9%AF%E5%85%A8%E6%99%AF%E3%81%A8%E5%B8%B8%E7%A3%90%E5%9C%92%E3%81%AE%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%80%80%28%E5%8F%B3%29
滝の湯前の川原へ下る階段は現在も残っています。川向の西根堰遊歩道からも見えます。
飯坂真図の滝の町周辺は高低差がある構図でデフォルメが強いようです。しかし道路は現在とほぼ同じなので対比できます。
飯坂真図の「ワカバロウ」は現「葵館」付近。現在の「福住旅館」は遊郭向かいの川辺で飯坂真図には建物がない状況です。

余談ですが昭和61年の8・5水害でますやの"1階の"風呂場(滝の湯の位置)まで水が上がりました。
Commented by shingen1948 at 2015-01-30 17:20
ご指摘と情報ありがとうございます。
真図の読み間違いですね。
案内板写真は、角屋を撮影されたものと見ればよさそうですね。滝ノ湯温泉全体という意味では、リンクでご提示いただいた学芸大写真が分かりやすそうですね。これだと、よそ者の散策人でも、手前が桝屋で、上方に花水館、滝ノ湯の向こうに角屋が分かります。
ご指摘の福住旅館と「若葉楼」跡地の推定は、もう一度現地で確認してみます。
by shingen1948 | 2015-01-27 10:22 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(5)