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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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愛宕山散歩④~「与謝野昌子」歌碑②

 滞在中に詠んだ歌は歌集「青海波」に収められているらしいとのことなので確認する。
 「以下三十三首岩代に遊びて」との項がある。
 その前半は会津関連らしい。その28首目に「飯坂のはりがね橋にしづくしる吾妻の山の水いろの風」が記される。
 その後、次のように六首が並ぶ。
 飯坂のはりがね橋にしづくしる吾妻の山の水いろの風
 吾妻山うすく煙りて水色す摺上川の白きあなたに
 わが浸る寒水石の湯槽にも月のさし入る飯阪の里
 山の湯にわが円肩のうつれるをしろき月夜と思ひけるかな
 山の湯に浸りて何を思へるやなほ美くしき恋を思へる
 煤びたる太き柱に吊りわたす蚊帳に入りくる水の音かな

a0087378_5321691.jpg この中の「わが浸る寒水石の湯槽にも月のさし入る飯阪の里」が、鯖湖湯前に子規と一緒の句碑として建っている。今回ここも案内している。
 この句碑については、先に「もう一つの奥の細道」⑯~「飯坂温泉」として整理している。
 http://kazenoshin.exblog.jp/11618566/
 そう思って確認したら、そこでは子規の句にしかふれていなかった。
 
 晶子氏の句の「寒水石」を確かめると、炭酸カルシウムの結晶のひとつ方解石の一種で、主に建築・造園や彫刻などに使われる加工に適した石材とのこと。前後の句から、ここでは白っぽいつるつるした湯槽をイメージすればいいのだろうか。
 ただ、この6首を眺めていると「山の湯」のイメージが強くなる。ならば、散歩人としては鯖湖湯よりも、角屋の内湯、あるいは滝の湯の方のイメージに近いように思えてくる。
 散歩人の勝手過ぎる想像かな。
by shingen1948 | 2015-01-11 05:35 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(0)