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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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信夫の里から東屋沼を意識する

 台山山麓散歩は、台山が「東屋沼神社」の旧地とする説を確認しようとしたのがきっかけだった。この事については、以下の5回に分けて整理した。
〇 台山山麓散歩
  http://kazenoshin.exblog.jp/20349400/
〇 山麓散台山歩②―「東屋沼神社」旧地の話②
  http://kazenoshin.exblog.jp/20355191/
〇 台山山麓散歩③―「東屋沼神社」旧地の話③
  http://kazenoshin.exblog.jp/20360472/
〇 台山山麓散歩④―「東屋沼神社」旧地の話④
  http://kazenoshin.exblog.jp/20363108/
〇 台山山麓散歩⑤―「東屋沼神社」旧地の話⑤
  http://kazenoshin.exblog.jp/20366079/
 その後の台山山麓散歩は、台山を「東屋沼神社」の旧地という見え方を据えながらも、台山周辺に視点をずらして整理してきた。
 
 実際には、台山周辺という地域に限定し散歩と共に、信夫の里から東屋沼の見え方にかかわる散歩もしている。そちらの散歩も整理していく。

 図説「福島市史」の「延喜式信夫五社」の項で、「延喜式神明帳」に登録される信夫郡の古社が「吾妻沼神社」・「東屋国神社」・「黒沼神社」・「鹿島神社」・「白和瀬神社」である事を紹介する。
 ここで、「吾妻沼神社」が明神大社で他は小社である事を説明した後、吾妻山とのかかわりについて次のように解説する。
 東屋沼神社は、東屋国神社と共に、吾妻岳山上にある湖沼が農耕神として崇拝されたもので、東屋国は吾妻の山霊を祀ったのであろう。信達盆地には、山上の五色沼と底が通じている貝沼・吾妻沼の伝説地には必ず吾妻信仰がある。近世になって、吾妻沼社は平野、吾妻国神社は中野にあるとされる。(以下略)
a0087378_5244763.jpg 注目の一つは、ここで吾妻岳山上にある湖沼というのは五色沼であり、それが農耕神として崇拝される吾妻沼であり、東屋沼であるということだ。
 もう一つが、その「五色沼」を「吾妻岳山上にある湖沼」と表現している事だ。五色沼は一切経の北側の家形山との間にある沼だ。当然のごとく吾妻岳山は一切経及び家形山であることを意味しているのではないかと思うのだ。吾妻の山霊を祀る東屋国が意識する吾妻岳山も一切経山や家形山なのだろう。
 恥ずかしながら、信夫の里から吾妻山を眺めると吾妻小富士に目がいってしまう所があった。円錐形にこだわる観念的なところがあったのだと思う。
 この地域の感覚になじむには、まずはこの吾妻山の見え方修正が必要なのだろう。

 張り付けた写真は、先に「汚されっちまった信夫山から」として整理した散策の時に、信夫山の烏が崎から吾妻山を撮ったものだ。この時は、栗子山側の深山確認が主目的だったのだが、自分の吾妻山の見え方の偏りも気になっていたのだ。
by shingen1948 | 2014-12-23 05:27 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)