のりしろ散歩~奥羽本線(山形線)⑤~避線②
2014年 07月 16日
避線ラインは、この試験場の脇に入ってからフルーツラインに抜けるあたりまで、その痕跡を残す。
たどっている時には感じないのだが、ここが緩い登りになっているようだ。フルーツラインとの中間あたりに、140mの等高線が走る。そして、フルーツラインを越えた付近に145mの等高線が走る。
庭坂運転試験場東端からフルーツラインまでの高低差が約10m弱ということ。
その先160mの等高線迄の幅が密になる。この辺りまででなんとか自然停車させたいとの思いのようなものを感じるのだが、その辺りに、162mの単点がプロットされる。
「街道Web」のページ」に、kazさんという投稿者の方がこの単点についての面白い情報を寄せている。
昭和60年代には、この「162mの単点」の位置にハの字型のハンプがあり、その頂上に四等三角点があったというだ。そのハンプの長さが200mはあったとか、そこが頂上になっていて、その頂上付近は掘削されていて、橋が架かっていたかも知れないとか、……。
この辺りの道筋の痕跡は消えているようなのだが、その「162mの単点」付近を地図で確認し、そこに航空写真などの情報を重ねると、現在砂利道になっているこの部分辺りかも……と思えてきた。
現況は、この左側(北側)が太陽光パネルが設置されている。その隣の土地の入り口という感じになっている。
この砂利道の先も太陽光パネルが設置されている。砂利道から中に入いることはできないので、回り込んでその地点を確認すると、このパネル設置場所は、周りより一段高くなってるようだ。そして、そのまま砂利道につながっているという感じがする。
風景的には分断されて変わったのだが、地形的にはそのままの痕跡を残しているという感じがするが、どうだろうか。
ご紹介頂きましてありがとうございます。
こちらの記事を拝見し、kazさんの投稿を本文に反映しました。
そのついでに、少しだけ加筆・修正も致しました。