地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

のりしろ散歩~湯町を流れる堰

 菅原氏は、須川を中心とした発電所建設の最適地探索の後、山越えで滝を確認しながら旧米沢街道にたどり着き、そこから庭坂を目ざす。その途中、豊かな水量の「無名の川の石橋」に出会い、その堰を清水原までたどることで、発電所建設の最適地に出合うという流れ。
 前回は、その庭坂まで行けば人力車があるからと目ざしたのは湯町のような気がするというあたりまでの確認だった。
a0087378_836416.jpg その発電所建設の最適地に出合うきっかけとなる、天戸川の第一堰から大字矢細工へ流れる用水路というのと、湯町の西側を字清水原に向かって流れている「天戸川支流」が同じ流れなのだと思う。

 この「天戸川支流」については、先に清水原までたどって確認している。
 その時には発電所とかかわるという意識はなく、「湯町温泉 引湯懸樋台石積」地点から、湯町までの方向を確認する手段としてだった。
 「『湯町温泉』再整理」のきっかけの一つが、「高湯―水沢―「湯町温泉 引湯懸樋台石積」―清水原―湯町」の引湯のイメージが現地と結びついたことだが、その「湯町温泉 引湯懸樋台石積」―清水原―湯町」部分を実感するための補助手段として、「天戸川支流」を確認したということだ。

 「福島散歩」には、湯町に引湯した木管が残っていたとある。
 同誌発行が昭和45年ということなので、少なくともその頃までは湯町引き湯の痕跡を探れたということらしいのだが、自分がこの辺りを散策する時点ではその痕跡は全く見当たらなかった。
 多分、三島氏は「湯町温泉 引湯懸樋台石積」地点から湯町までも直線で線を引いたのではないかなと想像する。それが引湯の管を通すラインに近いとイメージし、地図上でそのラインと堰との位置関係を確認することで、現地とそのラインの実感に結びつけたということだ。
a0087378_844475.jpg この時に、これが天戸川の第一堰から大字矢細工へ流れる用水路であるは知らないのだが、その時の感覚を思い出すと、確かに湯町付近のこの堰は豊かな水量だなとの実感があった。その豊かな水量というイメージに、勢いのようなものを感じるようになるのは、清水原近くに来てからだ。その辺りでは、滝になって流れ落ちるような地点すらもあった。
a0087378_8461068.jpg その勢いを実感した清水観音の道標近くで、作業を終えて車に乗ろうとしていた地元の方に、この流れは何という川かなと尋ねることができた。その答えが、「天戸川の支流」とのことだった。
 その「天戸川の支流」が、菅原氏が発電所建設の最適地に出合うきっかけとなる天戸川の第一堰から大字矢細工へ流れる用水路ということなのだろう。氏が民家に出会って尋ねた地点も清水原らしいので、自分が尋ねた地点と重なっているのだろうと思う。

 「湯町温泉 引湯懸樋台石積」地点から湯町までの実感の為にたどった体験が、菅原氏の探索の追体験と重なっていたということだろうか。
 これが、今回の散策でつながったものの一つだが、他にもある。
 清水観音の道標の道筋と清水観音の曲がり角を示す道案内経由で清水観音に向かった道筋や天戸川の第一堰から大字矢細工へ流れる用水路の取水。
 更に、2004年に「湯町温泉 引湯懸樋台石積」にたどり着いたコースとも念頭でつながった。
Commented by ハッシ at 2014-06-24 17:11 x
本当にちょっとですが、地元のことを調べていて、そちらのブログの記事を見つけました。よろしかったら、自分のブログにブックマークさせて頂きたいとおもいますが、よろしいでしょうか?
Commented by shingen1948 at 2014-06-25 10:02
コメントありがとうございます。
お尋ねの件、勿論OKです。
最近、自分の興味にはまってしまって、よそ様がどう思おうがかかわりなしという気分になってしまうのがよくないところだなと思っているところです。
 当方も、時々、お邪魔させていただきたいと思います。
Commented by ハッシ at 2014-06-25 14:37 x
こちらこそありがとうございます。歴史的な検証、考証とても勉強になります。地元に帰った折には、参考にしながら、歩いてみたいと思っております。
Commented by shingen1948 at 2014-06-27 16:36
当方も「時々お邪魔しています」の欄に、リンクさせていただきたいと思います。
by shingen1948 | 2014-06-24 08:47 | ◎ 水 | Comments(4)