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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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のりしろ散歩~「信達ニ郡村誌」橋情報と天戸堰(大森道から大林寺旧地付近まで)

 二枚橋の地名にこだわって橋情報を確認してみると、「信達ニ郡村誌」にも天戸堰橋情報が記されていることにも気づく。
 旧米沢街道大森道とのかかわりに限定すれば、下堰は板橋(長1間半幅4尺)、中堰も板橋(長1間4尺幅幅1間)、上堰は石橋(長1間半幅4尺)ということらしい。
 寛政9年(1797)「上野寺村絵図」では、大堰と上堰が大森道と交わるのに橋が架けられているように読み取れた。しかし、「信達ニ郡村誌」では大堰の橋だけは紹介されていない。

 今回は、天戸堰の大森道から大林寺旧地付近までの散策に「信達ニ郡村誌」に記される各堰の情報を重ねてみる。

 まずは上堰だが、ここには二つの橋が架かると紹介される。
 その一つは、勿論大森道と交わる地点で、ここは先に記したように石造りだったようだ。「一は大森街道沢目より庭坂に通す 長1間半 幅4尺石造りなり」と紹介される。
 もう一カ所紹介されている。「一は飯坂道新田より庭坂と下野寺の間に通す長1間半 幅5尺 土造りなり」との紹介だ。
a0087378_972973.jpg 「飯坂道新田より庭坂と下野寺の間に通す」地点とは、フルーツラインの佐藤バラ園への道筋に入る案内板が建つやや南側で、上堰がその飯坂道を横切っている地点だろう。
 これは、その佐藤バラ園への道筋に入る案内板が建つ道筋に上堰が沿うようになる地点から、「飯坂道新田より庭坂と下野寺の間に通す」地点を眺めている。ここに架かっていたのは土造りの橋だったということ。
 なお、「のりしろ散歩~天戸堰~天戸上堰の風景」で修正したように、先に「のりしろ散歩~中堰沿いのバラ園の花が、そろそろ見頃に」と整理した「中堰沿いバラ園」は、「上堰沿いのバラ園」の誤りで、このバラ園が佐藤バラ園だ。
a0087378_984494.jpg 次に昨日整理の天戸中堰。
 二枚橋集落から東進した中堰は、この一本南の道筋沿いに走る。この道筋の南側沿いに走るのが中堰で、その左側に上堰の支流の水路も走っている。その中堰の本流は、もう直ぐ東北自動車道と突き当たるこの辺りで消滅する。
 これは、中堰の本流が消滅する辺り。
 先に見えているこの道筋と交差する道路の左手直ぐに大日堂がある。この道筋を右手に進めば、先に整理した「阿弥陀堂」がある。その少し南側を流れる堰が、大堰の本流という位置関係だ。
 橋情報を重ねる。
a0087378_9252960.jpg 中堰には3つの橋が架かると紹介される。ここは、中堰が飯坂道と交わる地点だ。最初に紹介されるのは、旧米沢街道大森道との交差で、次に紹介されるのが、多分「石橋銘評」の石塔が建つ処の橋で、三つ目に紹介される土造りの橋が架かる地点として紹介されている地点と重なるのだろうと思う。


 〇  「一は大森道清水田に在り、長1間4尺幅1間木造なり」
 〇  「一は村道(長沼道という)な七石より新田大堀の間に通す長1間半 幅4尺土造りなり」
 〇  「一は上飯坂道北浦より新田に通す 長1間半幅三尺土造りなり」
 
 その南側を横切る大堰の橋情報は無いが、流れとしては、「のりしろ散歩~野寺情報を求めて上野寺を散策する」で整理した「福島市指定天然記念物上野寺(荒古屋)の「大ハリギリ」の直ぐ北側を流れていた堰だ。
 http://kazenoshin.exblog.jp/19764654/
 ここで、「市道大笹生―鳥川線」とした道筋が、「信達ニ郡村誌」がいう「飯坂道」だ。

 ここから「釈迦堂」の南側に向かって流れていくのもこのこの大堰ということだ。先の整理では、その堰沿いの道筋を逆に進行してきたということになる。
 〇 のりしろ散歩~野  寺情報を求めて追分を南へ進む ⑥ 釈迦堂
 http://kazenoshin.exblog.jp/19733973/
 〇 のりしろ散歩~野寺情報を求めて追分を南へ進む⑥釈迦堂しだれ桜
 http://kazenoshin.exblog.jp/19726444/

 中堰が消滅した後の東側の台地と天戸川堰とのかかわりだが、新たに上堰から分流した支流が、大堰と上堰の間に入り込んでその台地を潤わせながら吾妻支所付近に向かって東進していくことになるようだ。
by shingen1948 | 2014-06-11 09:15 | ◎ 水 | Comments(0)