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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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のりしろ散歩~福島用水の取水口付近の風景③

 支配者が変われば別の「くに」ということであれば、福島用水の施設自体は上野寺村にあるのだが、上野寺村にとっては福島町というよそ様の施設でしかない。
 「福島用水」は、ここで取水されて福島町に向かって流れて行くのだが、この地域にとってはそれだけの風景でしかないのだが、福島町にとっては重要な水路だったということではないかな。
 福島町に入った福島用水は、一部は御用水として福島城外堀や町方用水にされたといい、一部は福島町、曽根田、五十辺方面の開田用水となって流水し、300余町歩の水田を潤して殖産大いに挙がったとのことだ。
 この構図、現在迷惑を受けている第一原発にも似ているところがある。
 施設自体は福島に在るのだが、福島にとっては東京というよそ様のための施設でしかないということ。ただ、違いは福島用水自体は迷惑施設という事ではないということかな。
a0087378_1037373.jpg これは、現在の福島用水の取水口だが、現況は、河岸段丘的な地形の上を南北に走る水路から取水されるようになっている。
 その南北に走る水路の北の端で、天戸川から取水された用水の本流がつながっているというのが、現在の福島用水が取水する用水に関わる現在の風景だ。
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 福島用水の取水口の反対側には、河床的な地形への水路が走るのだが、その水路が二つに分かれる構造になっている。これは、その二つの水路が分岐するところだが、その構造から、一方は、河床的な地形の耕地への給水のための水路と思われ、もう一方が、余剰になった水を須川に排水する水路になっているのだと思われる。
 その排水のための水筋が、「歴史地図」にある渇水時に仕方なく須川からも取水したこととかかわる風景と重なるのではないのかなと想像するが、本当のところは分からない。
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 福島用水が取水する南北に走る水路だが、現在では単なる普通の用水路の風景でしかないのだが、ひょっとすると、その原風景は、天戸川の伏流水が湧き出た後の小川だったのではないかなとも思っている。
a0087378_10524382.jpg 「歴史地図」では、この山神石塔付近の東西に走る道筋を旧高湯道と想像しているようで、その先に南北に走る水路があるという位置関係だが、その辺りの風景が、天戸川の伏流水の流れがかかわる風景だったということではないかなと勝手な想像をしている。
by shingen1948 | 2014-05-20 10:56 | ◎ 水 | Comments(0)