地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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のりしろ散歩~米沢街道附近~「八田神社」

 「立石権現」(=「立石」=「清合内前供養塔」=「弁慶の御山隠し」)の旧地の北側に「八田神社」が建つ。
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 「歴史地図」では、この社を八天社とし、八方の天をまつったとする。それが、明治4年に神仏分離令によって「八田神社」とされたと記す。
 この八天社に自分は馴染みがないので、今回はいろいろ確認して、得られた情報をこねくり回して切り貼りするという作業を通して馴染んでみたい。

 まずは「八方の天」を確認する。
 仏教の護法善神である「天部」の諸尊が12種あって、そのうちの八方の天を護る諸尊は、四方の東の帝釈天・南の焔魔天・西の水天・北の毘沙門天と、東南の火天・西南の羅刹天・西北の風天・東北の伊舎那天で、八天社はこれを祀ったということなのだろうか。

 次に、御祭神を火具都知神とする「八天権現」・「八天神社」を検索してみる。
 すると、肥前を中心にこの八天にかかわる神社にたどりつく。その中の興味深い解説は、こちらの八天社は、修験者とのかかわりで八天狗とかかわるのだとかという情報。
 散歩を通して、信夫の里でも信夫山を中心とした修験者とかかわる地域らしいを感じている事とのかかわりだ。
 修験者の思想の中に、優れた力を持った仏僧、修験者などは死後大天狗になるという感覚があるらしい。それが他の天狗に比べて強大な力を持つという。そのこととのかかわりのようだ。
 日本を代表する八天狗は、愛宕山太郎坊、比良山次郎坊、飯綱三郎、鞍馬山僧正坊、大山伯耆坊、彦山豊前坊、大峰山前鬼坊、白峰相模坊とのことだ。
 信夫の里の八天社にも、こちらの思想の影響はあってもよさそうとは他所者の大胆さかな。

 更に、これらの大天狗は、仏法を守護する八部衆の中の迦楼羅の変化とのことなので、「仏法を守護する八部衆」とやらを確認する。
 通常に用いられるのは天衆・龍衆・夜叉衆・乾闥婆衆・阿修羅衆・迦楼羅衆・緊那羅衆・摩睺羅伽衆の8つなのだとか。ただ、奈良・興福寺の著名な八部衆像の各像の名称は、これ等と異なっていて、寺伝では五部浄・沙羯羅・鳩槃荼・乾闥婆・阿修羅・迦楼羅・緊那羅・畢婆迦羅の8つ。だとか。
 大天狗は、その興福寺の迦楼羅(カルラ)の変化とされるらしい。そのカルラは、「インド神話に出てくる巨鳥なそうで、金色の翼を持ち頭に如意宝珠を頂き、つねに火焔を吐き、竜を常食としているとされる」ということなのだとか。

 今回は、全てが引用文の切り貼りだが、その作業を通して共通だなと思うのが、全てというのが12で、その中の強力なのが8ということ。
 ならば、想像は自由ということで、信夫の里の八天社にも、選ばれた強力な8天の神という強調の意味が込められているのかなという、これも勝手な想像をしてみる。
by shingen1948 | 2014-03-20 06:04 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)