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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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平野下白山の「子育て地蔵尊」②

 平野下白山の「子育て地蔵尊」を訪ねたのは、「さいで地蔵尊」を訪ねるための位置情報を得るためだった。しかし、実際に訪ねて見ると、ここは、民間信仰としての地蔵信仰にかかわる資料館にも思えてきた。その視点からも整理しておく。

 先に、「このお地蔵様は、その御姿やその功徳を願うお念仏講について解説されるが、特化した『子育て』とかかわりそうなのは、『二体とも小さな子供が着るきれいな着物や、よだれかけ、布で作ったぼうしを身につけています』とあること位しかない」とした。しかし、お念仏という浄土信仰と結びついていることを考えれば、そのきれいな着物や、よだれかけ、布で作ったぼうしを身につけている姿こそが、お地蔵さんに救済を願う親心という民間信仰の「子供や水子の供養と結びついた地蔵信仰」とも想像できるが、それは定かではない。

 「平野の伝承とくらし」では、「子育て地蔵尊」の功徳を願う方法の一つに「藁で編んだ輪をお借りして、体の悪いところに当てると治るそうです。治ったら同じものを作って納めます」とある。
a0087378_7262254.jpg その「藁で編んだ輪」が、2体の「子育て地蔵尊」の右手に下げられているのだが、先の写真では2体の「子育て地蔵尊」を中心にして、その輪が下がっているところが切れていた。
 また、「春と秋のお彼岸の入りにお念仏があります。お念仏には、地区のおばあちゃんやお母さんがたくさん参加し、お堂の中にござを敷いて輪になり、長い数珠をまわしながら於念仏を唱えます」という空間も入った写真がいいと思うので、こちらの写真を張っておく。
a0087378_7294893.jpg 説明にある「千羽鶴がたくさん下げてあり、右側にはわらで編んだ輪もたくさん下がっています」とある中の「千羽鶴」は見当たらない。 その様子は、右手に掲げられた平成8年度末に一代前の旧お堂の解体に伴う撮影と思われる写真の中に見える。「平野の伝承とくらし」で説明される様子は、この頃のことなのだろうと思う。「わらで編んだ輪」の風習は、今も続いているらしいことが分かる。
a0087378_7363435.jpg
 平成4年と平成7年の「春と秋のお彼岸の入りにお念仏」の様子がわかる写真も掲げられている。そのうちの平成7年の「春と秋のお彼岸の入りにお念仏」の様子。お念仏の様子と共に、ハレの日の、「子育て地蔵尊」の様子も分かるいい写真だ。

 ◇ ここ二日間、一日中雪かき。交通手段も奪われて、食料の買い出しも徒歩。それでも、明日もどうにかしのげそうと思っていたのだが、夜になって、買い置きなしの電球が切れて、またもや徒歩での買い物と散々な日となった。
by shingen1948 | 2014-02-17 07:39 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)