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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の「フクシマ」とのかかわり②

 玄侑宗久氏の「オリンピックと原発」では、「オリンピックの成功」という東京の思いを大切にしながら、福島県内の第一第二原発の速やかな廃炉決定とを心から祈りたいとしている。「廃炉」と「オリンピックの成功」の共存関係を提起している。
 それに対し、森元首相の「原発即ゼロなら五輪返上しかない」という発言は、東京都が必要な電気を大量に消費しても、危険な原発は東京から数百㎞離れた福島や柏崎にあるので東京は安全」という考えが前提にある。
 都知事選との絡みで、政権側が「脱原発」への攻撃に精力を注ぐ必要にせまられた結果としてなのだろうとは思うが、東京の負の遺産である「フクシマ」に苦しむ福島には無自覚なのだろうことは明らかだ。都民には、そこに原発を再稼動しなければ電気料金が上がるという東京の電力会社からの情報が重ねられる。

 東京の安全確保のために危険な原発を設置される福島の状況だが、福島県内の第一原発については廃炉が決定しているが、東京の電力会社は、第二原発の廃炉は口にしていない。
 そんな中で、福島県側に示された復興計画は、Jヴィレッジ(楢葉、広野町)に置いた福島復興本社の機能を強化し本県復興の加速化を柱の一つに掲げるが、その前提に柏崎刈羽原発の再稼働による収益強化を見込んでいるとのことだ。
 東京は、福島には第二原発の廃炉を確約せずに、柏崎刈羽原発の再稼働による収益強化の計画を示した状態だったということだ。

 そこに以下の情報が入った。福島がしっぽを振ったポチ状態であることが分かる情報かな。
 福島県が東京五輪の関連事業を検討【福島テレビ(2014/01/20)】
 http://www.fukushima-tv.co.jp/news/index.php?no=0235973 
 福島県は2020年の東京オリンピックに向けて、事前合宿の誘致など関連する事業の具体的な検討に入りました。福島県が開いたきょうの会議は2020年の東京オリンピックに向けて、関連する事業の展開を検討するものです。福島県では聖火リレーの実施やアスリートの招待など32の関連事業が計画されていてオリンピックに合わせて復興を加速化させ、世界に現状を知ってもらう狙いもあります。特に2018年をメドに本来のサッカー施設に戻す計画のJヴィレッジを中心に事前合宿の誘致にも力を入れる考えです。
 後半の2018年をメドに本来のサッカー施設に戻す計画のJヴィレッジというのは、原発設置の御褒美の施設だ。福島県のここを中心に事前合宿の誘致にも力を入れるというこの計画は、大きな流れで見ると、東京が示した福島の脱原発派への懐柔策にのせられたということになっているという気がするのだ。
 そして、これが東京の電力会社は、第二原発の廃炉は口にしていない状態で、柏崎刈羽原発の再稼働による収益強化を前提提にしていることを考えれば、新潟と福島の分断作戦に乗った状態とも、……。

 単発情報とみればごく普通のニュースだ。
 しかし、東京の電力会社に原発事故の恐怖を充分に味わわせていただいた感覚をもとにして、それらの情報をつなぎ合わせて見れば、東京を中心とした不気味で巨大な節操のない意思のようなものを感じてしまう。
by shingen1948 | 2014-02-07 05:52 | ★ 季節便り | Comments(0)