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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「フクシマ」は東京の出来事 ⑬~夏から秋にかけてのメモから⑪

 結果オーライの東京五輪招致活動についての整理の2。
 東京五輪招致活動批判をしなかったのは、長年、誘致の努力を重ねてきた人々の喜びはいかばかりかと想像もできたからだ。批判的に整理するのに、いいタイミングだと思っている。
 東京五輪招致活動について、肯定的な意見の大半は、そのプレゼンテーションにあるようだ。それでも、伝える事が「真実」であり、伝え方に「誠実」さがあるというのが最低限のマナーなのではないのかなというのは、田舎者の感覚かな。
 その感覚からすると、真実と誠実さが抜けてしまったプレゼンテーションは、奇をてらうから騒ぎでしかなく、そのから騒ぎに紛れて見えなくなってしまっていたのが、オールジャパンの発揚だったのではないのかなと思う。
 前回は、その中の「不都合な真実」は「秘密」にする態度を押し通す強さについて整理した。

 今回は、「奇をてらうから騒ぎ」と感じる部分を整理する。
 その一は、安倍首相の演説で、身振り手振りで勢いがあり、昔、「社会保険庁をぶっこわす」と叫び、「最後のお一人にいたるまで、責任をもって年金をお支払いすることをお約束します」と繰り返して首相の座を投げ出した前回をも彷彿させるものだったともいう。
 その二は、猪瀬東京都知事の現地入りと、それを伝える報道人の異様さを伝える以下の記事。
 「五輪開催都市決定前夜、ブエノスアイレス市民が見た日本【wab.sportiva(2013/9/6)】」
 http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2013/09/06/post_250/index.php
 IOC総会開幕を控えた9月2日、猪瀬東京都知事が現地のブエノスアイレスに到着。長旅の疲れもみせず、夕方から約3キロメートルのジョギングを行なった。コースはプエルト・マデーロと呼ばれる再開発されたウォーターフロントの遊歩道。日本から来た多くの報道陣も、ムービーやカメラで知事を撮りながら一緒に走る。この異様な光景にポルテーニョ(ブエノスアイレスっ子)は、「いったい何事だ。あれは誰だ」と興味津津の様子。走る一団の全員がアジア人なので、中国の映画スターだと思った人も多かった。
 その三は、国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京の最終プレゼンテーション枠内での高円宮妃のスピーチ。「招致活動と一線を画するもの」で問題は無く、皇室の政治利用、官邸からの圧力であるという批判はあたらないものではあるらしいが、……【朝日新聞(2013/9/4)】』
 そして、「奇をてらうから騒ぎ」の最上級のものが、結果オーライとなった東京でもてはやされる滝川クリステルの「お・も・て・な・し」といって合掌するポーズ。
 外人からみれば日本人が合掌するのは自然なポーズかもしれない。しかし、東北に住む者も日本人という範疇入るのだとすれば、そこからは不自然なしぐさにしか見えていない。誤ったメッセージの発信だったとしか思えないのだ。
 滝川クリステルのいう「お・も・て・な・し」が、合掌するポーズとイコールだというのなら、日本人は遠いところからおいで頂いたことを理由に、その方々に崇敬の念を抱くというメッセージだ。少なくとも、東北に住む者にはそういう感覚は無い。東京では、それが自然になるのかな。

 これ等の活動が、いつの間にか国の威信をかけた競争の様相を呈していたというのが、今回の招致活動の特色なのではなかったかなと思う。
 どうでもいいことだが、オリンピック憲章第9条は、「オリンピック競技大会は、個人種目もしくは団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と定めているのだとか。この動きは、もうオリンピックを離れて動き出しているのかも、……。
by shingen1948 | 2014-01-03 05:58 | ★ 季節便り | Comments(0)