地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「フクシマ」は東京の出来事 ⑦~夏から秋にかけてのメモから⑤

  「『フクシマ』は東京の出来事 ⑥」で、福島の地では、東京の電力会社は「フクシマ」の収束もできない状況の中、東京電力柏崎刈羽の再稼働をねらい、原子力規制委員会は審査を開始するというのはいびつな現象に見えることについてふれた。
 東京発信の情報にも、これをいびつな現象とする情報を見つけたので、これを固定したい。

 この情報、福島の住人の見え方を代弁してくれたような情報だが、福島の地ではそのことにかかわれるまでのゆとりはなさそうだ。
  同じ日の福島県内の情報として、ネットで「河北新報」の福島県の主な情報を確認すれば、以下のような項目である。
 「東北のニュース(福島)【河北新報】」
 福島第1、4号機燃料18日取り出し 廃炉へ新たな段階(11/16 09:03)
 地上タンクから汚染水滴下 福島第1(11/16 06:10)
 福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1(11/16 09:03)
 3人が立候補 福島市長選、あす投票(11/16 06:10)
 汚染土 安全に現地埋設 元政府事故調委員長畑村さんら確認(11/14 06:10)
 福島第1原発1号機で水漏れ初確認 格納容器付近2ヵ所(11/14 06:10)
 南相馬、避難指示解除16年4月目標(11/14 06:10)
 福島県廃炉協が4号機建屋内を視察 福島第1(11/13 06:10)
 避難と除染、難題課題 福島市長選17日投票(11/13 06:10)
 間伐材など燃やし温水で発電 南会津で熱電供給(11/13 06:10)

 この日の「河北新報」の福島県内のニュースを確認すれば、主要なニュースの中心は、東京の電力会社の原発施設が手のつけられない状態になっていることにかかわるニュースであふれている。
 東京の電力会社が、この状態をさておいて、東京から安全安心を保障する距離の柏崎刈羽という福島の地以外でも再稼働をもくろんでいることにかかわるまでのゆとりはまだなさそうだ。
 矢張り、これは東京の問題だ。
東電柏崎の審査 福島が最優先のはずだ【東京新聞社説(2013/11/15)】
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013111502000134.html
 原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原発の再稼働審査入りを決めたのは到底理解することができない。フクシマの収束を最優先させるのではなかったのか。圧力に屈したとみられても仕方ない。
 東電が申請していた柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働審査について、規制委会合で田中俊一委員長が「問題点の指摘まで(審査を)進めたらどうか」と提案、委員から異論もなく、あっさり審査開始が決まった。不可解極まりない方針転換である。
 東電が同原発の再稼働を申請したのは九月下旬だ。その後、福島原発で汚染水漏れや単純なミスが続発したことで、規制委は「福島と柏崎刈羽を別々に考えることはできない」と再稼働審査は棚上げする姿勢を通してきたはずだ。
 方針転換は、今なお避難生活を強いられる十万人超の人々や、再稼働に不安を抱いている国民にはとても理解できる話ではない。
 田中氏は当初から「原子力ムラの住民」とみられながらも、これまでは「常識の範囲内」で職務を遂行してきた。しかし今回の変容ぶりは、再稼働に前のめりの政府や経済界の圧力に屈したか、そうでなければ「やはり原子力ムラだったのか」と思わざるを得ない。
 東電は、経営再建の切り札に柏崎刈羽の再稼働を挙げている。だが、現時点で東電に課せられた使命は、一刻も早く汚染水問題の収束に努めるなど福島原発の廃炉作業に道筋をつけることである。
 いたずらに延命を図るために再稼働を急ぐことなど許されない。そもそも福島の後始末もできないのに、別の原発を運転する資格はないのである。
 やはり東電は早く破綻処理し、事故収束や廃炉に専念する原発会社と、事業収益で負債を返済していく発送電部門に分社化するべきである。国が前面に出て、国民負担で除染などを始める以上、東電の経営責任や株主責任、貸し手責任を問うのが筋である。
 驚いたことに、東電に融資していた銀行団がすでに貸し手責任を問われることに備え、融資を優先弁済される社債に振り替える動きに出ている。会計検査院が先月公表した東電の経営状況の検査結果で明らかになった。四兆円近かった融資が圧縮し、三月末時点で七千二百億円強がリスクのない私募債になっていたのである。
 銀行と東電の冷徹非情な行為だ。東電は早急に解体し、事故収束の体制を強化すべきである。

by shingen1948 | 2013-11-19 05:30 | ★ 季節便り | Comments(0)