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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ視聴「八重の桜」~ 弟42話「襄と行く会津」②

 一行は、日光見学をした後、そこから白河に入るようだ。主たる交通手段は人力車であろうか。
 民友ネット「会津の華は凛として」から会津までの行程に着目して情報を拾うと、白河から白河街道を通って湖南まで進み、ここからから舟で猪苗代湖北西岸に渡ったらしい。これがほぼ国道294号の道筋で、その勢至堂峠からは馬に乗り換えているらしい。その長旅の苦労が、襄氏の徳富猪一郎(蘇峰)宛ての手紙で「ドタパタドタパタ馬ニ引カレテ若松ニ参ル、ソノ堪忍御了察アレ」から想像できるという。
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 湖南から舟で猪苗代湖を渡る選択は、その「ソノ堪忍」の軽減のためということなのだろう。その見え方で地図を眺めれば、次の峠越え手前の現「舟津」辺りからの乗舟だろうと想像する。着岸する猪苗代湖北西岸は「戸ノ口」だろうと思う。そこから今年の夏に整理した「戸ノ口古戦場」の旧道の道筋を若松に向かったのだろう。
 若松での滞在地は、ドラマでもちらりと写ったが、当時若松で最も大きな木造3階建ての七日町清水屋さん(7月27日)。
 襄氏と時雄氏は、8月1日には人力車で若松を出発して米沢に向かうようだが、八重さんと峰さんは、ここに一カ月余の間逗留するらしい(襄氏と時雄氏が若松に戻るのが8月23日、若松を去って東京着が9月2日)。
 この時に、戦死した父権八氏の墓を、戦場近くの一ノ堰に建てるらしい。
 八重の桜が始まった頃、NHK「家族に乾杯」放映で、綾瀬さんが、山本家の墓地のある大龍寺を訪ねた中に、八重さんが整備したらいし話があったようだが、こちらは、八重さんが亡くなる1年前の昭和6年(1931)のことらしい。散在していた山本家の墓を、大龍寺に合葬し、墓標を建立したということらしい。

 襄氏は、明治19年(1886)にも会津を訪れるのだが、この時には人力車で郡山まで来て(5/21)、そこから上戸(現猪苗代町)に出て(5/22)、ここから舟で戸ノ口に渡り、そこから人力車で七日町に着いている(5/23)らしい。
 この行程の違いは、鉄道の開通とのかかわりるのではないのかな。
 「日本初の私鉄『日本鉄道』の野望」によると、路線や分岐点にかかわるいろいろな野望が複雑に絡んでいるようだが、簡単に整理すれば、前年の明治18年(1885)7月に大宮駅を分岐点に宇都宮駅までの営業が開始され、上野から宇都宮まで汽車での移動が可能になっている。(ただし、栗橋・中田間の利根川は、鉄道連絡船で乗り換える)。
 この利根川橋梁も開通するのが次の月。この年末には那須まで開業され、翌年明治20年(1887)7月には、郡山まで開通している。その前半の交通事情なのだろうと思う。
 この時の目的に「仙台東華学校」の開講準備もあったようで、ここから仙台に向かうらしい。
 そして、翌年の明治20年(1887)6月17日には、その「仙台東華学校」の開講式に夫婦そろって出席することになるようだ。
Commented by TUKA at 2013-10-27 21:00 x
舟津には今でも湖南港がありますね。
実は秋山浜にも会津藩の港があり、舟番所が設置されてました。
大正期には蒸気船も出入りしており、戸ノ口と往復していたそうです。
新島夫妻が利用したのは、もしかしたらこちらかも知れません。
Commented by shingen1948 at 2013-10-28 09:06
 猪苗代湖の船運は、明治になって鉄道開設までの間の有力な交通手段だったんですね。意識にありませんでした。
 コメント頂いて確認してみたのですが、鉄道開設後も南岸と北岸を結ぶ蒸気船が五便ほど定期的に運行していたらしいですね。その南岸で大きかったのが舟津、北岸が戸ノ口だけれど、近所の桟橋に立ち寄りながらの運行らしいので、明治19年の上戸からの乗船も、その立ち寄り桟橋の一つという関係性かもしれませんね。
Commented by shingen1948 at 2013-10-28 09:14
(つづき)
野口英世の状況では、本宮駅まで徒歩てそこから汽車という交通手段のようですが、選択肢としては翁島から上戸まで蒸気船、そこから徒歩で郡山駅という選択肢もある中かから選んだ行程ということにもなるんですね。
by shingen1948 | 2013-10-27 07:42 | 大河「八重の桜」視聴記録 | Comments(3)