地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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吉倉の六地蔵石幢 ③

 経典読誦供養塔が、六地蔵石幢の形状になることが一般的なのか、地域性なのか、個別事例なのかどうかということについては、分からない。
a0087378_6212475.jpg 六地蔵石幢の形状については、案内板の解説では、六地蔵の概念で「「六地蔵菩薩は、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天井)の輪廻から人々を救済するという信仰である」と説明する。
 散歩の中での六地蔵は、寺や集落の入り口に六体の地蔵を造立し、ムラを守護する願いが込められている風景であることが多い。一体で六地蔵とし、六道から人々を救済するというふうなのも見かける。
 ならば、この形状は、一本の石柱に六体を彫ることに簡素化されたものなのかな。

 最初に出会ったのが六角柱の上部に六体の地蔵を刻む六角石だったので、それに拘った見え方をしているが、あちこち見回せば、似たような形状でその呼称が違うものも見かける。「六角」の呼称が、「六面」であるという違いだけでなく、その六面を六地蔵ではなく、阿弥陀の種子や観音像とかかわらせる供養塔などもあるようだ。
 いずれにしても、六道とのかかわりかなとは思う。

 「六角石」を確認していく中で特に気になったのは、建立目的と建立時期と建立位置だが、こちらの石幢の建立目的と建立時期は推測できるが、建立位置は曖昧かな。
 石造物が、主要な交差点脇に建立され、道標として道行く人に行く先を教える役割を担うこととのかかわりだが、六角石の場合は「六角」という地名とのかかわりも気になったものだが、ここではその役割は感じない。
by shingen1948 | 2013-09-25 06:31 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)