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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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分かってはいたことだが、

 分かってはいたことだが、福島の人たちが選んだのは自民党だった。この党、少なくとも原発問題ではねじれた説明をして、口をつぐんで本音を語らなかった。全国的な傾向の問題ではなく、こんなに痛めつけられている福島県民が、この党に期待したという意義が大きいかな。
 その痛みは、人間の豊かさを求める欲望が、自然の摂理を越えた事の象徴が、原発の問題であるということの実感を伴ったはずだと思うのだが、……。しかも、その欲は、他所様の便利さの欲望を基盤として、県内の欲は、付随した欲で、これにぶら下がる構図なのだと思うのだが、……。
 そして、少なくとも福島県民は、核燃料サイクルがうまくまわっていないことは皆が知っているはず。使用済み核燃科が出ても、処理する再処理工場もまわらない。まわってもプルトニウムを燃やす高速増殖炉『もんじゅ』は完成していない。高レベル放射性廃棄物を埋めようとしても地層処分する候補地すら見つからないことを。

 今回の自民党のエネルギー政策を確認すれば、再稼働について衆院選時の公約「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造の確立を目指す」との文言を外し、「地元自治体の理解が得られるよう最大限努力する」としている。政調会長の発言の中には、産業競争力の維持には電力の安定供給が不可欠としたうえで、「原発は廃炉まで考えると莫大なお金がかかるが、稼働している間のコストは比較的安い」と語ったことも。
 そして、自民党福島県連は福島県民向けに脱原発を掲げはしたが、この勝利を受けて、再稼働に向けて「地元自治体の理解が得られるよう最大限努力する」ことになるのだろう。

 原発事故直後から、経済人と称する方々が利益重視、株主重視の経営をもとにした発言が主流である事に違和感があったが、「同友会、東電後押し 福島第1原発を視察【河北新報(2013/7/14)】」も、その情報の一つ。
 この会の代表幹事が、福島第一原発視察をもとにした柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を目指す東京電力を後押ししたのだとか。
 http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130714t63015.htm
 この会を確認すれば、元々の理念はあったようだが、現在はこの会を経て、経団連や日商の要職に転ずる「財界人養成所」的な存在らしい。
 あるべき経済社会のあり方を広く訴えていくとするこの会が、「経済状況やエネルギーの安全保障を考えれば、安全性が担保された原発はできるだけ早く再稼働すべきだ」と福島第一原発視察をもとに述べ、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を目指す東京電力を後押ししたということの意義は大きいらしいので、情報を固定しておく。
 「同友会、東電後押し 福島第1原発を視察【河北新報(2013/7/14)】」
 福島県いわき市で夏季セミナーを開いた経済同友会は13日、福島第1原発を視察した。長谷川閑史代表幹事は「経済状況やエネルギーの安全保障を考えれば、安全性が担保された原発はできるだけ早く再稼働すべきだ」と述べ、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働を目指す東京電力を後押しした。
視察には会員19人が参加。東電の広瀬直己社長が同行した。廃炉作業が続く1~4号機や護岸の地下水遮水壁の工事、周辺の除染現場をバス車内から見て回った。
 東電の高橋毅福島第1安定化センター所長は除染の成果を強調し、「楢葉町は放射能のレベルが非常に低い。富岡町南部も1時間で1マイクロシーベルトを超えないくらいで結構低い」と説明した。
 同友会は11、12の両日、いわき市で夏季セミナーを開催。13日は福島第2原発(富岡、楢葉両町)も視察し、3日間の日程を終えた。

by shingen1948 | 2013-07-23 04:28 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)