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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ視聴「八重の桜」~ 第28話「自慢の娘」

 8月23日に会津籠城戦が始まり、国境に出陣していた会津藩兵も城に戻り、山川大蔵の彼岸獅子入城後はその体制が整う。当然、西軍側も続々と会津城下になだれ込んでくる。
 この籠城戦で最も悩まされたのが、小田山からの砲撃だったとか。
 この山、城の創建当初は、ここが城の弱点になるとは想定されていなかったようだ。ところが、戦国時代後半あたりから、武器の主力が大筒(大砲)や鉄砲になるという変化に伴って、ここが弱点になったということのようだ。このことは、文禄元年(1592)当時の領主蒲生氏郷も気付いていたともいう。
 その後に会津を治めた上杉景勝も、神指城を築こうとしたが、関ケ原の戦いで西軍についた事によって、敗戦後に米沢移封になったため、未完のままになってしまった。
 このことは、先の大河ドラマ「天地人」の放映に伴って、取り上げられることが多くなったが、この神指城を築城は、主として戦うことを想定したものではないという考察もみたような気もする。

 その「小田山からの砲撃」は、先に小田山の散策を通してして整理したことがある。
 http://kazenoshin.exblog.jp/7557849/
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 ここから鶴ケ城を砲撃したという。
 ドラマでは、砲弾を受ける様子が描かれるが、ここから見えるのは西軍から見える風景。ここに立つ案内板は、次のように解説する。
  「慶応4年(1868年)8月23日。会津軍は城門を閉じ籠城に入りました。翌24日東部戦線にあった会津藩 兵も漸次退き、ひとまず城内に入りました。翌25日に進攻してきた西軍に、地形上すぐれていることを内通 する者がいて、西軍は、小田山上に砲塁を築きました。
  薩摩・鍋島・松代・大村・土佐・岡山・加賀の諸藩は、城を眼下に見下ろしながら、一斉に砲門を開 く。小  田山上と城までの直線距離は約1600m。鍋島藩のアームストロング砲は2千数百mの射程距離があり威 力を発揮しました。
  当初、本丸まで弾丸が届かぬ大砲がありましたが、砲口を上に向けて発射するようになって、本丸まで無  数の弾丸が届くようになりました。焼き玉も使われて、しばしば城内に火災が発生し、城内の驚きは一方で  はありませんでした。
  会津軍も急遽砲を豊岡東照権現堂の付近及び三の丸に出して応戦し、一時は小田山上の砲門を沈黙さ せたといいます。西軍は更に舘の荒神、慶山村の畑地に砲門を据え、小田山上と合わせて3方から天守閣 を目標にして盛んに砲撃を開始しました。会津軍も8月27日青木・小田の線より小田山奪還を試みました  が猛反撃を受けて奪還は失敗しました。
  9月14日より3日間、西軍は小田山・舘・慶山の砲門をはじめ、若松城下外郭16門に砲列を布き、一斉に 砲撃を開始しました。この総攻撃により、城内は修羅場と化し、将卒婦子女に多数の死傷者を出しました。
  平成11年5月吉日
  市制100周年記念鶴城地区地域イベント事業実行委員会


 解説では「翌25日に進攻してきた西軍に、地形上すぐれていることを内通する者がいて、西軍は、小田山上に砲塁を築きました」とするが、「会津戊辰戦争」ではこの内通する者が一向宗極楽寺の僧侶だとする。明治時代になって、道案内したこの僧を怨んだ会津藩士武田宗三郎が、この僧を襲って殺害し、自分も捕まり処刑されたという情報も見た。
 解説の「当初、本丸まで弾丸が届かぬ大砲がありましたが、砲口を上に向けて発射するようになって、本丸まで無数の弾丸が届くようになりました。焼き玉も使われて、しばしば城内に火災が発生し、城内の驚きは一方ではありませんでした。」の諸藩の砲兵に注意し、砲口を上に向けさせて射角をとらせて、本丸にまで弾足が伸びるようにしたのが、先に八重の砲弾が命中した薩摩砲兵隊長大山弥助(巌)。
 この「会津戊辰戦争」がいう「小田山西軍の有となる」ことに絡んだ、会津藩のもう一つの憂いが、ドラマにも取り上げられていた北麓にある奥行12間間口3間半の火薬庫。ここに、精製した火薬500貫が保管されてたいたという。他に、青木の火薬庫もあったが、こちらの爆破状況からは、大した保管量ではなかったらしい事を伺わせる。

 ドラマの概要については、エキサイト「大河ドラマ 八重の桜」のページから、第28話「自慢の娘」の粗筋をお借りする。
 http://tv.excite.co.jp/detail/nhk_taiga52/story_28.html
 「自慢の娘」
 竹子(黒木メイサ)の死に心を痛める八重(綾瀬はるか)だったが、城に間近い小田山からの砲撃が始まったのを知り、尚之助(長谷川博己)の元へ駆けていく。そして、尚之助とともに山砲を操って反撃を試みる。砲弾は見事命中。しかし、敵からの砲撃はさらに激しさを増し城内は動揺する。その時、八重が着弾した砲弾に濡れた着物を被せて爆発を未然に防ぐ荒技を繰り出してみせる。それを垣間見た容保(綾野剛)は八重を陣所に呼び出し、砲弾の構造を説明させる。しかしその後、八重の荒技が思わぬ悲劇を生む。

 ※ 思わぬ悲劇=大蔵(玉山鉄二)の妻・登勢(白羽ゆり)が、八重の教えた荒技で火消を試みて被弾する。
by shingen1948 | 2013-07-18 05:30 | 大河「八重の桜」視聴記録 | Comments(0)