人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

大河ドラマ視聴「八重の桜」よそ見編Ⅳの2~関連資料展と散歩情報②

 「佳人之奇遇」の「会津城中列婦和歌ヲ残スノ図」も柴四郎氏かかわりという事で、位置情報を確認して散歩資料にしておく。
 なお、先に整理したように、ここに刻まれた和歌は、展示会の資料では、「慶応4年(1868)に山本八重が若松城三の丸南側の臓物蔵の白壁に『明日よりはいつくの人かなかむらん なれし大城にのこる月影』と和歌を笄で記す場面」と紹介される。これは、「佳人之奇遇」にあるままだ。
 「偽りの明治維新」では、この和歌には3つのパターンがあるとするそうだ。
 その中の「あすよりはいづくの誰か詠(なが)むらん 馴れにし大城にのこす月影」に相当するパターンだと思う。
 野口信一氏の講演会資料では、その和歌を「明日の夜は いずこの誰か 眺むらむ なれしお城に 残す月影」と紹介された。これは、「あすの夜はいづくの誰かながむらむ なれしみそらにのこす月かげ」に近いかな。ただ、後半、「馴れにし大城にのこす月影」と「なれしみそらにのこす月かげ」の部分を見比べれば、「明日よりはいずくの人のなかむらん なれし大城にのこる月影」のパターンに近いかな。

 和歌はよく分からないので、機械的に前半と後半に分けてパターン化してみる。
 <前半>が、次の3パターン。
 ① あすの夜はいづくの誰かながむらむ
 ② あすよりはいづくの誰か詠(なが)むらん
 ③ 明日よりはいずくの人のなかむらん
 <後半>が、次の3パターン。
 ① なれしみそらにのこす月かげ
 ② 馴れにし大城にのこす月影
 ③ なれし大城にのこる月影

 このパターン化したものを当てはめれば、「佳人之奇遇」及びその解説資料は、前半②パターン・後半③パターンで、野口信一氏の講演会資料は、一部微妙に違うが前半②パターンに近く、後半②パターンに近いと見ればいいのかな。

 この位置情報は、「会津若松いまむかし城下地図」で確認する。
 市民プール飛び込み台と50mプールの間から僅かに50mプール寄りかな。石田氏の地図では、50mプール端附近になっている。
 このプールにはよく通っていたのだが、忘れているのでパンフレット等でその風景を確かめて、思い出したのが、50mプールの東側観覧席は、三の丸土塁の再利用らしいことで、この土塁がプール施設を囲っていたはずということだ。
 その思いだした風景と小柴英氏の石版画挿絵と見比べて見れば、現況プールである手前の風景が雑木林で、「白壁ニ刻す」建物はそこに建っていた雑物蔵であることが想像できる。
 その向こうに描かれる風景だが、これが現況が東側観覧席の三の丸土塁のはずということになる。そう思って挿絵を眺めれば、その右奥に角櫓とおぼしき建物が見える。
 どこかで見たぞと思いだして、国立公文書館で公開する資料を確認すれば、紹介されているのは外櫓西面之図だった。似ているが、場所は違う。
 この三の丸土塁角に、石版画が描くような外櫓の風景があったかどうかは今のところ確認はできていない。
by shingen1948 | 2013-05-14 06:14 | 大河「八重の桜」視聴記録 | Comments(0)