地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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続・福島を通り過ぎた風~フクシマはすでに過去の出来事<平成24年2月の頃>②

 映画を中心に、大震災を題材とした作品が完成したということにかかわる多くの情報を見聞きするようになった。今までの情報として流れていた大震災から、大震災を題材として作品化された情報が流れるという事は、それだけ客体視が進んだという事だと思う。
 はやいとみるか遅いとみるかは、被害を受けた立場によって違うと思うが、事実として客体視されることを受け入れる環境が整ったのが約2年という状況の確認。作品として取り上げられる地域は、県内では、村上真平氏が自然農業を営んでいた飯舘村が多いという傾向も感じることかな。
 最近目にした情報を整理しておく。
 「飯舘の除染事業問う 福島で記録映画試写会【朝日新聞(2013年2月15)】」
 http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/TKY201302140434.html
 原発事故後の飯舘村の人々を取材し続けているジャーナリストの土井敏邦さんが制作したドキュメンタリー映画「飯舘村――放射能と帰村」の試写会が福島市内であった。映画は住民の目線で、除染を進める国や村の思惑を問う。
 10日の試写会には飯舘村の住民ら約30人が参加。
 その映画内容にかかわって、報道では「住民の目線で、除染を進める国や村の思惑を問う」と紹介されるが、全体が見えない。この作品が「ゆふいん文化・記録映画祭 第 5回 松川賞」受賞作品であるとの情報もあるので、第5回「松川賞」入賞作品紹介のページで確認する。
 ここでは、自然農業という領域に限らず、農業を生業とする方々が「故郷とは何か”を私たちに改めて問いかけ、“離散”を強いられる村人の姿は“家族の意味”“家族と故郷の優先順位の決断”という重い課題を突きつけられた」ことが紹介されるらしい。
 http://movie.geocities.jp/nocyufuin/matsukawa/matsukawaprize5.html
 第5回「松川賞」入賞作品
 作品名:「飯舘村 ー故郷を追われる村人たちー」

 監督・撮影・編集・製作 土井敏邦
 制作:2012年
 作品時間:59分

 福島県飯舘村。阿武隈山地に位置する標高220~600mの高冷地で6200人が暮らす純農山地。トルコキキョウやタバコの生産をはじめ、酪農・畜産業が盛んで、黒毛和牛「飯舘牛」はブランド化されている。村の自然の美しさは広く知られ2010年10月に「日本でもっとも美しい村」連合に加盟した。村の人達の仲の良さ、地域のコミュニティーの強さは村人達の誇りでもあった。
 この美しい村に、2011年3月の福島第一原発の事故によって原発から30キロ以上離れているにも関らず、風向きや降雪降雨の影響で大量の放射能が村に降り注いだ。事故から一ヶ月以上が経って日本政府は4月22日、村を「計画的避難区域」に指定し、5月末までの全村民の避難を指示した。
 映画は、飯舘村の酪農家達が、生業の源であり、“家族の一員”だった牛を手放し、避難のために家と祖先が眠る墓を残したまま村を離れ、その家族が離散していく過程を四月下旬から数ヶ月にわたって描く。避難を迫られる中、村人たちは故郷の意味を自問し、愛郷の想いを切々と語る。放射能に汚染された村で、住民、とりわけ若い親たちは子どもの被爆を畏れ、一刻も早い避難を訴えた。一方、村の為政者たちは“村”という共同体を残そうと必死に奔走する。その両者の思いの深い乖離と軋轢が“人にとって故郷とは何か”を私たちに改めて問いかけ、“離散”を強いられる村人の姿は“家族の意味”“家族と故郷の優先順位の決断”という重い課題を突きつける。

by shingen1948 | 2013-02-16 05:43 | ★ 季節便り | Comments(0)