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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥

 今回の阿津賀志山防塁調査について報じられたのは内堀についてのようだ。
内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥_a0087378_4261467.jpg
 その意義を「同町教委は『ここまで岩山を深く掘った大規模な防塁は全国的にあまり見られない』としている。」とし、「土塁などが見つかった部分の元々の地形は分からないものの、堀は凝灰岩の岩山を約1メートル70センチくり抜いて造られているという。」と紹介されている。
内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥_a0087378_4284339.jpg
 その底部に、人工的に削られた痕跡かな。
内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥_a0087378_429579.jpg 説明資料では、「内掘は、中土塁・内土塁の積み土すそ部分で計測した上幅が約9m、深さが約2.2mで、底面が平坦な「箱薬研(はこやけん)」の逆台形状を呈する。」と説明される。報じられる「凝灰岩の岩山約1.70m」は、岩盤をくり抜く作業部分までの計測かな。
 説明資料では、現況の積み土部だけで60㎝計測なので、現況でも堀の深さは約3mといったところかな。
 今回は、見学者が説明を堀に入っている状況や説明者の人間の大きさと比べて見えている。その実感は、客観的な数値で表せる状況よりもでかいというイメージだ。

内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥_a0087378_4315672.jpg 報じられてはいないが、指定範囲外側の部分で、外土塁、内土塁の端の痕跡の特定と計測が、継続的に実施されていたようだ。説明資料によると、実際の阿津賀志山防塁は、指定範囲より外土塁3.8m、内土塁4m広いということのようだ。
by shingen1948 | 2012-12-25 05:20 | ◎ 奥州侵略の路 | Comments(0)