内堀の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑥
2012年 12月 25日
説明資料では、「内掘は、中土塁・内土塁の積み土すそ部分で計測した上幅が約9m、深さが約2.2mで、底面が平坦な「箱薬研(はこやけん)」の逆台形状を呈する。」と説明される。報じられる「凝灰岩の岩山約1.70m」は、岩盤をくり抜く作業部分までの計測かな。
説明資料では、現況の積み土部だけで60㎝計測なので、現況でも堀の深さは約3mといったところかな。
今回は、見学者が説明を堀に入っている状況や説明者の人間の大きさと比べて見えている。その実感は、客観的な数値で表せる状況よりもでかいというイメージだ。
報じられてはいないが、指定範囲外側の部分で、外土塁、内土塁の端の痕跡の特定と計測が、継続的に実施されていたようだ。説明資料によると、実際の阿津賀志山防塁は、指定範囲より外土塁3.8m、内土塁4m広いということのようだ。