内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤
2012年 12月 24日
全体的に凝灰岩の基礎部分があって、その上に土塁が積まれている様子は、中土塁に同じ。削りとられた部分は、その土塁の積み上げ状態を確認するためのもの。
なお、手前の凝灰岩礫群は、山裾の崩れ岩とか。
基礎となる凝灰岩の上に、防塁築造時の表土が残った状態があって、その上に凝灰岩粒混じりの軟質橙褐色土(頂いた資料に表記される表現)が積まれている様子は、中土塁に同じ。
頂いた資料によれば、基底部の幅は約4.5m、高さ60㎝の積み土。
詳細の整理ににこだわるのは、外土塁が消滅しているということはあるものの、内土塁と中土塁及びその間の堀で、この防塁の原型や大きさ等が実感させられるからだ。