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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤

内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤_a0087378_624781.jpg
 東北本線と高速道路に挟まれた石母田地区阿津賀志山防塁の内土塁の全体はこんな感じ。
内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤_a0087378_64117.jpg
 その中土塁の発掘調査された部分を北側から眺めている。奥に見えているのは、中土塁。
 全体的に凝灰岩の基礎部分があって、その上に土塁が積まれている様子は、中土塁に同じ。削りとられた部分は、その土塁の積み上げ状態を確認するためのもの。
 なお、手前の凝灰岩礫群は、山裾の崩れ岩とか。
内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤_a0087378_664175.jpg
 その削り取られた部分の詳細。
 基礎となる凝灰岩の上に、防塁築造時の表土が残った状態があって、その上に凝灰岩粒混じりの軟質橙褐色土(頂いた資料に表記される表現)が積まれている様子は、中土塁に同じ。
 頂いた資料によれば、基底部の幅は約4.5m、高さ60㎝の積み土。
内土塁の詳細~「阿津賀志山防塁<石母田地区>」現地説明会に出かける⑤_a0087378_68457.jpg
 内土塁の調査部分の境目=現況の表土と土塁が積まれた当時の表土の境目でいいのかな?

 詳細の整理ににこだわるのは、外土塁が消滅しているということはあるものの、内土塁と中土塁及びその間の堀で、この防塁の原型や大きさ等が実感させられるからだ。
by shingen1948 | 2012-12-24 06:18 | ◎ 奥州侵略の路 | Comments(0)