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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ「平清盛」視聴~第46話「頼朝挙兵」

 前話「以仁王の令旨」の結末は、「以仁王の令旨」にかかわって、「高倉宮以仁王流転の伝説」について整理したが、今話では頼政が宇治川で敗戦し、以仁王は園城に脱したが、ここでも敗れて光明山の鳥居前で戦死される。ドラマでは、この以仁王の戦死場面としては描かれなかった。再生の伝説に配慮もあったかな。大山宿あたりでは、その余韻を楽しんでいるかな。

 ドラマでは、「平家物語」の現実的でなさそうな場面や清盛を否定的に描くための仕掛けのようなものも結構丁寧に描いている。
 例えば、知らないで見ていると唐突にさえ思える西行の我が子を張り倒す場面、太陽が沈むのを扇で仰いで遅らせる場面などが、現実的でなさそうなそれかな。
 清盛を否定的に描くための仕掛けとしては、乗合事件・重盛が清盛を諌める場面かな。
 「平家物語」巻1の祇王と仏御前は、清盛を否定的に描くための仕掛けでもあり唐突感のある話でもあるが、ドラマでは、福原への遷都強行とかかわりながらこれにふれる。
 前話では、清盛が祗王・祗女の姉妹から仏御前に心を移すまでを描いていた。今話では、邸から追い出してしまった祗王に、「仏が退屈そうだから」といって邸に呼びつけられて仏御前と清盛の前で舞わせられるなどの屈辱を受ける場面を描く。
 ドラマでは、この逸話と第44話「そこからの眺め」と結びつけて、頂点を極めた清盛の自分を見失う苦悩を描く。これが、頂点に立った者にしか分からない苦悩ということで、先の白河院との関係性との伏線につなぐという層の厚い伏線構成になっているらしい。
 ドラマでふれるのはここまでだろうが、この逸話は、世の無常を悟った祗王・祗女の姉妹は髪を剃って尼となり、嵯峨野の奥に庵をむすんで母とともに念仏三昧の日々を送る話に続く。そして、その年の秋には、仏御前までもが尼になってその庵を訪れ、4人は一緒に念仏を唱えながら日々を送ったということになるようだ。

 なお、「平家物語」では、今話の福原への遷都強行も、清盛を否定的に描く材料になっていることを考えれば、ドラマでは、ここでもいくつもの伏線を重なり合わせいていることになる。こういう複雑さも、視聴率を下げる一因かなとも思う。それでも、前回7.3%最低だった視聴率は、今話は10.3%だったとか。

 第46話「頼朝挙兵」の要点をエキサイトドラマ特集「大河ドラマ「平清盛」よりお借りする。
 http://tv.excite.co.jp/detail/nhk_taiga51/story_46.html
 「頼朝挙兵」 
 以仁王(柿澤勇人)の令旨を知った清盛(松山ケンイチ)は激怒し、以仁王、頼政(宇梶剛士)らを捕らえ、鎮圧する。そして清盛は、安徳のための都として、福原への遷都を強行する。8月、以仁王と頼政に刺激された東国武士たちの思いを受け、打倒平家を掲げ、頼朝(岡田将生)が兵を挙げる。清盛は頼朝のことを知り、動揺・不安・怒りなどさまざまな思いがこみ上げてくる。と同時に「ついに頂に立った自分や平家と頼朝や源氏の武士が頂点をめぐって戦うときがやってきた」とぞくぞくする。保元・平治の乱から数十年、60歳を越えた清盛の体に流れる武士の血が、久方ぶりに騒ぎ始めたのだ。9月、清盛は頼朝を討てと全国の武士に命令。伊豆の頼朝はひるまず清盛軍との戦いに向かう。

by shingen1948 | 2012-12-01 05:20 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)