地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ「平清盛」視聴~第41話「賽の目の行方」

 治承元年(1177年)反平家の機運が高まる中、「比叡山の強訴」が起きる。ドラマでは、この事件は平清盛が延暦寺と通じ合い仕組んだとするが、ドラマの創作部分だろうか。
 説では、事の発端は、加賀守・藤原師高の弟で、代わって現地に赴任していた藤原師経が、白山中宮の末寺・湧泉寺といざこざを起こして、末寺を焼き払ったことにあるらしい。それで、怒った白山衆徒が本寺である比叡山に訴えて、延暦寺の山門衆徒が師高・師経の解官と配流を求めて強訴の挙に出たということになるらしい。
 その後の師高・師経は西光(後白河院の側近)の息子ということで、後白河院は師経だけを罰して事態を収拾しようとする以降の強訴顛末の展開からは、ドラマも通説通りらしい。

 この事件の中の「軍兵の放った矢が神輿のひとつに命中した」というのが、第13話「祇園闘乱事件」とのかかわりで、苦労したことを思い出す。最近でこそ「平家物語」との照らし合わせはスムーズに出来るようになったが、この第13話あたりでは四苦八苦していた。ドラマでは、この時に「清盛は、こともあろうに強訴の渦中に、みこしへ一本の矢を射て、「神に向かって矢を射た」と朝廷・寺社・武家をまきこむ大問題に発展する」という展開になっていた。この時の強訴と今回の「比叡山の強訴」が混乱していたのは、この「軍兵の放った矢が神輿のひとつに命中した」表現だった。
 すっきりしなくて整理がまだだったようなので、第13話「祇園闘乱事件」の要点をエキサイトドラマ特集「大河ドラマ「平清盛」よりお借りしておく。
 http://tv.excite.co.jp/detail/nhk_taiga51/story_13.html
 「祇園闘乱事件」
 久安3年、一門の繁栄祈願のため祇園社を訪れていた清盛一行は、僧兵ともめ、それがきっかけで延暦寺の強訴を招いてしまう。清盛(松山ケンイチ)は、こともあろうに強訴の渦中に、みこしへ一本の矢を射る。「神に向かって矢を射た」と朝廷・寺社・武家をまきこむ大問題に発展する。とらえられた忠盛(中井貴一)・清盛親子の処遇をめぐって頼長(山本耕史)と信西(阿部サダヲ)が対立。待賢門院(檀れい)なきあと、権勢をふるう得子(松雪泰子)のもとで朝廷内のパワーバランスも次第に変わり始めていた。平氏の武力と、それを率いる忠盛・清盛親子を流罪にすることは、王家・貴族の力関係にも大きく影響を及ぼすことになる、と朝廷内は揺れる。ついに、ことの次第を知っている僧兵・鬼若を証言者として呼び、詮議が始まる。清盛放逐派の頼長と弁護派の信西の果てしない討論が続く中、ついに鳥羽院(三上博史)は清盛と直接話すことを望み、検非違使庁へ向かう。

 今回の「比叡山の強訴」と「平家物語」との関連を確認しておく。
 事の発端にかかわるところで記した部分が「平家物語」第1巻「鵜川合戦」で、「軍兵の放った矢が神輿のひとつに命中した」あたりが、「御輿振」。そして、その祟りとして「内裏炎上」―「座主流し」―「一行阿闍梨」と続く。
 よそ見が好きな者としては、同時代の「方丈記」も気になる。
 この第2章は、20代の鴨長明が、平安時代の悲惨な災害体験の数々を伝える部分なのだが、この最初の災害として描かれる安元の大火と「内裏炎上」が重なるらしい。この時、鴨長明23歳。
 ドラマの時代背景としてイメージを重ねながら読み直してみた。その解説で確認すると、「平家物語」の「内裏炎上」の方が、逆に「方丈記」の描写を借りているのではとも。

 第41話「賽の目の行方」の要点もエキサイトドラマ特集「大河ドラマ「平清盛」よりお借りする。
 http://tv.excite.co.jp/detail/nhk_taiga51/story_41.html
 「賽の目の行方」
 1177年、加賀国白山の鵜川寺で目代・藤原師経(清水優)が僧ともめる。師経は西光(加藤虎ノ介)の息子。鵜川寺の本山である比叡山延暦寺が後白河(松田翔太)と西光をこらしめるために山門強訴をおこす。後白河はいよいよ重盛(窪田正孝)に武力の出動を発令。重盛らは内裏を警護するが、神輿(しんよ)に重盛の家人が矢をうってしまい、問題となる。だが、朝廷により処分されたのは西光のふたりの息子、師経と師高だった…。事の次第と、背後に父・清盛(松山ケンイチ)のたくらみがあることを知り困惑する重盛。一方、伊豆では時政(遠藤憲一)が、娘の政子(杏)に平家ゆかりのもとへ嫁ぐことを勧めるが、政子は頼朝(岡田将生)にひかれ始めていた。
 この回の視聴率は、7.9%との事。最低記録更新かな。
by shingen1948 | 2012-10-27 05:20 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)