地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ「平清盛」「巨人の影」視聴と医王寺と

 大河ドラマ「平清盛」「巨人の影」で、脇の話として鞍馬山の義経(遮那王)や頼朝の話がさらりと描かれる。それでも、つい見入ってしまうのは、今散歩を整理している飯坂と医王寺とのかかわりだ。
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 客人が置いて行った冊子の特集記事「現代も魅力あふれる「おくの細道」の医王寺紹介。
 
義経ファンだった芭蕉が、ここに義経の太刀と弁慶の笈があることを知り、「笈も太刀も、五月にかざれ、帋幟<かみのぼり>(五月は男の節句だから、寺宝として伝わる弁慶の笈や太刀をのぼりと一緒に飾ってほしい)と詠む
 この特集は子規の視点だが、子規は立ち寄っていない。それでも紹介したかったのは、子規が追う芭蕉の奥州紀行が、先人が訪ね歩いたみちのくの歌枕の地を訪ねる事と共に、若くして奥州の地の露と消えた悲劇のヒーロー義経の追慕と言われていることがあるだろう。
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 それよりもNHK大河ドラマ「義経」(確認すると2005年だったようだ)で、ここがにわかに脚光を浴びたことがあったことが影響しているのだろうと想像する。あの頃、飯坂電車は、義経と弁慶等の絵でラッピングされていた。出入り口は佐藤兄弟がようこそと出迎えるデザインもあった。タッキー人気というものの影響もあったようだ。(滝沢秀明さん主演を確認する。)
 医王寺の案内所には、NHK大河ドラマ義経のポスターが貼られている。

 芭蕉の悲劇のヒーロー義経追慕ストーリーを確認する。
 義経とかかわる「佐藤一族」は、飯坂温泉のあるこの地で東北南部を治めていた。その「信夫の荘司」「湯の荘司」と呼ばれた佐藤元治が、義経の活躍を支える継信と忠信の父である。元治は、岩手県平泉にいた源義経が源平合戦に旗揚げした際に、その子継信と忠信を同行させる。
 その佐藤氏の舘が大鳥城で、その菩提寺が医王寺ということだ。
 兄弟は、義経のもとで活躍するが、兄継信は四国・屋島の合戦で主君・義経への矢の盾になって戦死する。また、弟忠信は、源頼朝から追われる身になったとき、京都で義経主従を脱出させる為、義経を装って身代わりで戦死する。
 芭蕉は、大島城を訪ねた後、佐藤一族の石が残る古寺である医王寺を訪れたとされる。
 ここで、兄弟の母である乙和が悲嘆に暮れているのを見た妻(若桜と楓)たちは、自分の夫が帰らぬ人になった悲しみをこらえて、甲冑を身に着け継信・忠信の凱旋の勇士を装い、姑の心を癒したという話に感激したというのが義経追慕ストーリー。

 医王寺自体は、空海作の薬師如来を安置したのが創建といいつたわる古寺のようで、ここを継信・忠信の父親である信夫庄司基治が佐藤氏の菩提寺にしたそうだ。
 奥に薬師堂があり、その裏手に板碑があるのだが、これが継信・忠信や基治の墓といわれている。言い伝えでは、義経と弁慶が、京都を離れ奥州藤原へ下向の途中、この医王寺に参籠し、二人の遺髪を埋め追悼法要を営んだとも。
 芭蕉の「笈も太刀も、五月にかざれ、帋幟<かみのぼり>」の素材「弁慶の笈」は宝物館に展示される。



 NHK大河ドラマの「「義経」

 ① NHK大河ドラマ「義経」に描かれる義経
 平治の乱で父・義朝が敗れ、母・常盤が清盛の元に投降したため、幼少期を清盛の元で過ごす。そのため、清盛を自分の父親と思い、清盛も牛若に好意的に接していた。後に鞍馬寺に預けられ僧になるべく暮らしていたが、源行家から自らの出生の秘密を知らされる。それから武士として生きることを志し、密かに寺を抜け出し藤原秀衡を頼って奥州に向かう。その途上で元服して義経と名乗る。藤原秀衡を経て、兄・頼朝の下に参陣。頼朝を主として古巣でもある平家を倒す功労者になったものの、戦後処理と弟として自分を扱ってくれない頼朝への不満が募り、価値観の相違で悲劇のヒーローとなってゆく。

 ② 大河ドラマ「平清盛」「巨人の影」で、さらりと描かれる鞍馬山の義経(遮那王)や頼朝の話を、「あらすじ」より引用
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/story/36.html
 京の鞍馬寺では、源義朝の子・遮那王(神木隆之介)が修行に励んでいた。この遮那王こそ、後の義経である。遮那王の母・常盤(武井咲)はあえて遮那王に自分の父が源義朝であることや、平清盛(松山ケンイチ)が父の敵であることを教えていなかった。それは遮那王を戦乱にまきこまないための配慮だった。

 一方、伊豆では、頼朝(岡田将生)のことを気にかける政子(杏)が遠巻きに彼を見ていた。以前、もののけと勘違いして頼朝を網でとらえたとき、彼は怒るどころか自分を殺してくれと頼む始末だったのだ。しかしそんな政子を父・時政(遠藤憲一)が見とがめ、頼朝の正体も知らせず、二度とここへ近づかないようくぎをさした。

by shingen1948 | 2012-09-23 05:20 | ◎ 奥州侵略の路 | Comments(0)