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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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2012夏の頃~「今から思えば」の資料(つぶねた)を拾う⑯

 ここに居ることを決めた者にとって、この環境を楽観視したいという意識が働くと聞く。
 それとかかわるのが、「放射能地域の人、結婚しない方が」公益法人会長が講演【朝日新聞(2012/8/29)】」の情報。
 できるだけ客観的な情報としたが、「放射能地域の人」というのが、「放射能雲が通った福島、栃木、埼玉、東京、神奈川あたり」と規定した情報ということもあるようにも思う。
 この情報の「不適切発言」と思われる部分を抜いて発言内容を整理すると、「これから内部被ばくがどうしようもない。放射能雲が通った福島、栃木、埼玉、東京、神奈川あたりで、奇形発生率がどーんと上がる」ということらしい。
 これなら、先に「ちょっと待った原発再稼働」秋山豊寛(2012/6/14)でも、似たような情報を見ている。
 秋山氏は、TBSで記者としてワシントン支局長を務められて活躍された後、1990年に日本人初の宇宙飛行士として宇宙ステーションミールなどに搭乗された方だ。その後、TBSを辞められて福島県に移住をして(第一原子力発電所から32km)農業をされていた方とのこと。福島とかかわる方の発言として確認する。
 内部被ばくの問題についても触れ、「水や食物を通じて体内が汚染されている問題について、体内に取り込まれた放射性物質自体が、射程距離が短くずっと体内で放射し続ける」としている。
 このことについては、内部被ばくの程度は低レベルだと思っている。楽観視したいという意識が働くためかもしれないが、それよりは時間的な経過と経緯がかかわっているように思う。
 氏は、染色体異常発生についても、以下のように述べている。
 もっと怖いのは染色体の異常が発生することですよ。
 たとえば、私自身がチェルノブイリで見てきたウクライナの病院のね、標本のところに
 ものすごい数の、体内で被ばくして、まともな形にならずに死産した子どもたちの標本ですよ。

 ま、日本では、取材したけれどそういうのは残酷だという事で放映できませんでしたけれどね、
 僕の眼にはしっかり映っていますね、未だに、
 目をつぶれば浮かんできますよ。
 これがやがて福島で起こる可能性があるという、・・・
 酷な話ですよ。
 
 
 公益法人会長の発言について、県放射線健康リスク管理アドバイザーが以下のようにコメントしたことが、この秋山氏の発言でも同じかどうかだ。

 県放射線健康リスク管理アドバイザー長崎大大学院高村昇教授(放射線医療科学)は、「チェルノブイリ原発事故後の健康影響について国連科学委員会が昨年出した報告書でも、胎児への遺伝的な影響は科学的に認められないとしている」という。
 当事者にしてみれば、「科学的に認められない」ことはないということにはならないという意識で、付け加えられた「専門家が一般の人を対象に説明する場合、国際的、科学的にコンセンサスを得られた事項を基に話をするべきだ」との発言を見れば、都会の安心を得るための棄民策ではないよなという思いを抱いてしまう。
 ただ、これは今まで培われてしまった政治家と役人と学者にたいする著しい不信感が働くのかなとも思う。
by shingen1948 | 2012-09-07 05:39 | ★ 季節便り | Comments(0)