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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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2012夏の頃~「今から思えば」の資料(つぶねた)を拾う⑫

 「すべての福島県民を対象に行っている健康調査」について、<菊池哲朗の世相診断>では、以下のような意義づけを行っていた。
 世界では、これから数百基の原発建設が予定されている。いつかどこかでまた原発事故は起こる。その時に備え準備をわれわれがしておく。
 福島以外今、地上で他にそれをできる人がいないからだ。そのために世界中から人材を集めなければいけないし、30年以上にわたり数千億円を使う新産業育成など波及効果が大きい巨大プロジェクトも必要だ。私も新センター基本構想に関係しているが、この歴史的大プロジェクトの成否は完全に県民の協力にかかっている。
 従って、「絶対的にこれは県民の協力姿勢に依存している。(県民は)モルモットにするつもりか-などといったレベルで抵抗することではない。」と説教する。

 このかかわりの中で、情報を固定している。
 前回が、「知事がIAEA事務局長と会談【NHK(2012/9/1)】」は、その前段とかかわりを想像させる記事。
 今回は、「県民の遺伝情報解析へ 子ども中心、13年度から【福島民友(2012/8/31)】の情報を固定しておく。http://www.minyu-net.com/news/news/0831/news8.html
 感覚的に、漠然とした違和感がある。記事の中から違和感にかかわりそうな事を確認してみると、細野環境相の言葉とするまとめの部分かな。

 (この調査で)応えたいのが「子どもを健康に育てようと考えている人の思い」だそうだが、その方々というのは、福島以外の方々しか考えられないのではないかということが一つある。
 素人考えでは、遺伝情報の変化に放射線によるものというマークがつくはずもない。
 提供された個人情報が蓄積されて、将来的に役立つ可能性のあるものなのではないかと思う。もし、この成果が臨床応用されたとしても未来の話であり、少なくとも被験者たる福島の「子どもを健康に育てようと考えている人」に恩恵はなさそうだと思う。
 しかも、この情報は極めて個人的である。福島市議団が抗議したという「生態系協会長の不適切発言で訂正文要求」のような命の選別や、結婚、就職差別に直結するデータそのものだと思う。
 これをどのように管理するのかなということを考えると、福島市議団の方々が、この事についてどう対応しようとするのだろうかということも注目かな。



 「県民の遺伝情報解析へ 子ども中心、13年度から【福島民友(2012/8/31)】
 http://www.minyu-net.com/news/news/0831/news8.html
 細野豪志環境相は30日、東京電力福島第1原発事故で被ばくした県民の遺伝子への放射線影響を調べるため、来年度から県民を対象に「全ゲノム(遺伝情報)解析調査」に着手する方針を明らかにした。福島市の福島医大で同日開いた原発事故による健康不安への対応を検討する私的懇談会(座長・長瀧重信長崎大名誉教授)の終了後、記者団に述べた。
 細野環境相によると、調査は、県の県民健康管理調査とは別に実施。調査には福島医大も関わるが、政府は遺伝子調査の専門機関との連携に向け、すでに具体的な検討を始めている。調査対象や人数などは今後詰めるが、環境省は子どもを中心に調べる方針。
 細野環境相は「長期的に健康影響を見ていくには、遺伝子レベルの健康影響の調査が極めて重要だ。将来の備えにつながる調査で、特に子どもを健康に育てようと考えている人の思いに応えたい」と語った。

by shingen1948 | 2012-09-03 05:20 | ★ 季節便り | Comments(0)