地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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2012夏の頃~「今から思えば」の資料(つぶねた)を拾う⑩

 <菊池哲朗の世相診断>「『福島の経験・情報』世界、人類の歴史に 【福島民報(2012/8/1)】に、「まず手始めに行った第1次全県民アンケート調査」とあるのは、「福島県県民健康管理調査「基本調査(外部被ばく線量の推計)」を指しているのだと思う。
 その趣旨は、以下のように記される。
 福島県では、東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、長期にわたり県民の健康を見守り、将来にわたる健康の維持、増進につなげていくため、「県民健康管理調査」を行っております。
 本音は別にして、この調査が「将来の福島、日本、世界の人類のために貴重な情報を集積し、残す」調査のための調査と受け取られないように配慮されているように思う。「長期にわたり県民の健康を見守り、将来にわたる健康の維持、増進につなげていく」という県民の健康管理にかかわる調査である事が強調されている。つまり、あなたのための健康調査ですよという強調だ。
 調査回答依頼文では、以下のような表現をする。
  「基本調査」は、外部被ばく線量の推計のみならず、御回答いただいた「行動記録」とともに県において保管、管理することにより、将来における県民の健康をしっかりと見守っていくことになります。引き続き「基本調査」の重要性等を県民の皆さまにアピールしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただき、御回答くださるなど、御支援をお願いします。

 <菊池哲朗の世相診断>では、福島市出身で、「この歴史的大プロジェクト」にかかわることができた立場から、その本音をしっかり述べようとしたともみる事もできる。正直な方なのかもしれない。M新聞県版の東京目線への影響も気になる。
 公には、回答率の低さの原因を、行動が思い出せないとか、複雑だからということにしているようだ。しかし、それは、回答した方の意見でしかない。回答しない方の中には、原発事故のために生活が脅かされている中で、自らの健康にかかわらないところで活用されるために調査に協力しなければならない理由が見いだせないと思っていらっしゃる方も多いのではないかと思う。むしろ、これが声なき声の方の最大の理由なのではないかとも。

 実は、自分は期限までにこの基本調査の回答をしている。しかし、1年以上経った今も、その結果の通知がない。そのことでも菊池哲朗氏のいう本音の部分は見えていたということではあるが、……。
by shingen1948 | 2012-08-31 05:20 | ★ 季節便り | Comments(0)