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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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半田銀山散歩の続き②~半田発電所跡付近

 近代遺跡としての半田銀山を意識すれば、史跡半田銀山跡の案内柱が建つ事務所や精錬所跡から湧水川ライン上に歩き、鉱山の近代設備化を促した水力発電所跡を探るあたりの道筋も気になるところだ。
半田銀山散歩の続き②~半田発電所跡付近_a0087378_4333433.jpg
 それで、そちらをもう一度歩いて見た。先の散歩では気がつかなかったものを見つけたが、今回は、遊水池付近について整理しておく。

 前回この区間は、震災で崩れた工事をしていたために見られなかった。
半田銀山散歩の続き②~半田発電所跡付近_a0087378_4355453.jpg
 工事されていた区間は、この土嚢が積んであるところだろうか。
 今回は、ここから遊水池の端まで湧水川ライン付近を確かめた。その一つが水路のカーブの具合だ。というのは、水路が大きくカーブするその内側に発電所があったと想定されるからだ。
 確認すると、この遊水池付近の水路は、その大きなカーブが終わって直線になるあたりのような気がした。

半田銀山散歩の続き②~半田発電所跡付近_a0087378_4401194.jpg
 しかし、ここまで散歩してきて引っかかるのが、北側からこの遊水池へ入る道筋とのかかわりだ。もし、略図に描かれる発電所への道筋が、この道筋に重なるとすると、案外、この遊水池の水路を挟んだ向かい側が、その位置かもしれないとも思えてくる。強引かもしれないが、遊水池設置に伴って、ここを直線に改良したとも
考えられなくもないとも思えてきた。
 迷う理由がもう一つあって、それはこの付近の現在の字界だ。
 これを確認すると、林道と水路の間が字銀山南となっていて、字銀山との字界がこの林道になっている。それが、ここから上部はその字界が湧水川ラインになっていて、字銀山西との字界が先に散策した道筋になっていることだ。

 半田銀山散歩の続き②~半田発電所跡付近_a0087378_4433120.jpg
 これと、略図に描かれる道筋を見比べると北側からこの遊水池へ入る道筋に近いのかもしれないと思えてくるのだ。
 そういう視点で、北側を見るとこんな感じだ。

 更に気になっているのが、発電所を正面付近から写した写真を見ると、水路が左側を流れている事だ。ということは、発電所への道筋とのかかわりも考慮すれば、発電所は北西を正面として建っていて、写った水路とのかかわりも考えれば、道筋よりも東側の位置という事にならないかということだ。

 それなら、素直に案内柱に従って入ってきて、水路の向かい側辺りとみてもよさそうだなとも思えてきた。
by shingen1948 | 2012-08-19 05:20 | 半田銀山 | Comments(0)