人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

大飯原発再稼働決定⑦~福島市議会③

 22日、被災県の県庁所在地である福島市の市議会が、関西電力大飯原発の再稼働に反対する決議案を反対多数で否決したということだった。議会初日に社民、共産の市議7人が連名で決議案を提案し、2名の賛成討論後、無記名で採決が行われ、賛成17、反対19で否決されたという。
 「鈍い反応、討論も不発/県内議会【朝日新聞(2012/6/29)】」の報道はその関連だが、その状況解説が新たな情報になる。「大飯原発再稼働決定⑤」では、賛成者のうち、社民、共産の市議7人と放射線解決クラブの計8名が明らかで、無記名の状況から賛成者の残り9名と19名の反対者が誰か明らかではないとしたところだが、ここにその情報を重ねる。

 こちらの情報によると、公明党4人も賛成者で明らからしい。これで、賛成が明らかでない方は5名のようだ。
 反対者の19名の方だが、こちらは、自民・保守系最大会派の13人と民主党系会派4名は明かとのことだ。市議会のページで確認すると、最大会派は真政会14人のようだ。情報からは、この内の13人が反対ということのようだ。その他、民主党系会派4名が反対とのことだが、こちらも連合系労組とのかねあいだろうか。今はやりの労組間の絆意識で脱原発の方針が出せないということだろうか。
 反対が明らかでない方は、残り2名という状況らしいということになる。

 繰り返しになるが、政治に関心の薄い者の市民感情としては、経緯として原発の恩恵も受け、直接的に東電と地縁、血縁で結び付きもある大熊町とは違って、被災のため日常が奪われているという感覚だと思う。
 それが、ここ福島市の60㎞離れた距離感の中でも、連合系労組が電力系労組との絆意識で、最大派閥がその面子で大飯原発再稼働決定に反対できないという状況は、市民感覚の中では理解できにくい状況ではある。
 「鈍い反応、討論も不発/県内議会【朝日新聞(2012/6/29)】」
 ● 大飯原発再稼働決定に県内議会/福島市・いわき市「反対」を否決
 野田政権の関西電力大飯原発の再稼働決定に、県内の市町村議会で反対の決議や意見書の可決が相次いでいる。しかし、原発事故の被害が深刻な自治体で議決したのは南相馬、浪江、川俣、飯舘の4市町村のみ。福島市やいわき市は自民党系会派などの反対で否決され、「脱原発」を掲げた被災県の自治体としては、「鈍い反応」が続いている。
 28日のいわき市議会。大飯原発の再稼働に反対する決議案が賛成少数で否決された。
 決議案は「福島原発事故の原因究明も終わらず、事故発生の場合の避難計画や新たな原子力規制機関の設置もない」と指摘し、「福島の悲惨な経験を全く無視するような国の判断は時期尚早」と批判する内容だ。
 無所属と民主・社民系議員らで作る会派が提案、共産、公明が賛成したが、自民系会派や電力労組出身議員らでつくる連合系労組会派が討論なしで反対にまわった。賛成14、反対19。提案者の福嶋あずさ市議(民主)は「被災地の自治体議会だからこそ、決議に大きな意味を持つのに」と残念がった。
 政府が判断を表明する前の7日。全会一致で反対の意見書を可決したのは、町の一部が計画的避難区域になった川俣町議会。「いまだ16万人が避難生活を強いられ、除染も賠償も進まず、先行きに展望をもてない状況だ」と再稼働に反対する理由を説明した。
 13日には南相馬市議会、20日には浪江町議会が同趣旨の意見書を可決。飯舘村議会は21日、「原発からの脱却を強く求める」との意見書を可決した。
 浪江町役場が避難している二本松市、浜通りから多くの避難者を受け入れている会津若松市、喜多方市の各議会も同様の意見書を可決した。
 しかし、22日の福島市議会は僅差(きんさ)で否決。共産4人と社民・護憲連合3人の共同提案に、公明の4人、保守系会派の議員らが賛成したが、賛成17、反対19だった。
 各会派の討論では、賛成討論に2議員が立ったものの、反対討論はないまま無記名投票で否決された。反対にまわったのは自民・保守系の最大会派の13人と民主系会派の4人ら。反対派の市議は「再稼働を認めた地域の事情を理解せずに他自治体の決定に横やりを入れるのはどうか」などと口をそろえるが、提案者側は「民主的な議論もせずに否決だけするのは議会として恥ずかしい」と話す。(本田雅和)

by shingen1948 | 2012-06-30 05:20 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)